Vol.410-1/3に続けてご覧ください。
<さぬき/てつたび:ことでん駅周辺シリーズ>
15:《[志度線] S15 琴電志度駅》
志度線終点の志度。さぬき市役所で市長が地場産業の目覚ましい躍進ぶりを…、ここには創意の気風がある。平賀源内記念館では館長が「非常の人」源内の非常なる創意について話してくれた。
平成の大修理に取り組む古刹(こさつ)志度寺では住職が新時代の寺院構想を…、こちらも創意あふれる大計画。元屋(もとや)醤油館の見事な大屋根、これを自らデザインした8代目館主も創意の人。鋳物屋だった元屋が酒造り株を手にしたのは3代目:小倉嘉平の時(1853(嘉永6)年5月)は、ペリー来航の1カ月前だ。そこから始まる盛衰記…、その5代目の物語に志度線を開業した東讃電気軌道が登場した。
5代目は町長も務めた名望家だったが、東讃電鉄の破綻にからんで巨額の借金を背負い、その借金返済の苦悩の中から、大阪へ船で醤油を樽(たる)送りする新事業を創案し、家運を盛り返した。
一方、開業後わずか半年で破綻した東讃電鉄は再建したものの5年後に四国水力電気に吸収合併された。その後、四国水力は高松市内線が大当たりして、地域を代表する企業に育って行く。
終着駅は始発駅、辿り着いたら、また新しい物語が始まる。(ことでん100年駅ヒトめぐりを参照)
そんな志度駅の界隈を取材した。
<駅メモ、所在地、駅名標と駅舎&ホーム>
単式ホーム1面2線を有するが、基本的に南側の1線のみ使用し、北側の1線は夜間の車両留置用に使われる。木造平屋の駅舎を持つ有人駅である。
▼所在地図
▼駅名標と駅舎
<周辺施設・地域メモ>
志度小学校、志度中学校、志度高等学校や平賀源内記念館、元屋醤油館などがある。
▼さぬき市立志度小学校
▼さぬき市立志度中学校
▼香川県立志度高等学校
▼さぬき市役所-1
▼さぬき市役所-2
▼用心堀と石燈籠
▼新町自然石燈籠、石鉄大権現燈籠
平賀源内旧宅には、源内の銅像や薬草園、源内焼工房などがある。
平成22年7月、歴史的景観に寄与しているとしてこの旧邸が国の登録有形文化財に指定された。
▼平賀源内旧宅-1
▼平賀源内旧宅-2
▼志度図書館
▼平賀源内記念館
本草学者、蘭学者、発明家、芸術家……さまざまなジャンルで才能を発揮した江戸時代の奇才「平賀源内」の記念館で、「エレキテル」などを発明した源内の足跡を体験しながら楽しく学習できる。
江戸時代の醤油醸造用具類や、陶器・茶器・汁器なども展示している。
▼元屋醤油館-1
▼元屋醤油館-2
▼真覚寺(浄土真宗・本願寺派)-1
▼真覚寺(浄土真宗・本願寺派)-2
▼地蔵寺
▼塩竈神社
▼蛭子神社
▼三宝神社
▼タダノ志度工場
引き続き、Vol.410-3/3をご覧ください。











































