Vol.268-1/3に続けてご覧ください。
<四国のみち(国交省コース)シリーズ>
09-2/2:《金倉寺--道隆寺--丸亀城》
・踏破ルート<金倉寺←4.4km→道隆寺←4.6km→丸亀城>
・歩行距離と時間<9.0km—3.0h>
城下町の足跡の中へ、多度津町を経て丸亀に至る道は中世以前・律令
時代の多度郡(たどぐん)・那珂郡(なかぐん)・鵜足郡(うたぐん)の3つの郡をまた
いで行くみち。そしてたどりつくのは江戸時代に誕生した丸亀藩の
ご城下だ。もちろん、丸亀のまちはそれ以前に繁栄を迎えていたが、
江戸時代初期までの藩主は高松藩主。正式に丸亀としての自治権が誕
生したのは1641年に山崎氏が入封してからのことである。
その後、京極氏に引き継がれて益々整っていった城郭と町並み。
つまりルートは、江戸時代の繁栄の足跡を辿るみちへと入ってゆくこ
とになる。例えば丸亀城手前の六番丁は武家屋敷が並んでいた所…
今は町並みも変わっているが、はるかな歴史に思いをはせながら歩
くと、何の変哲のないみちがまた違った魅力をもって見えてくる。
▼道隆寺仁王門に一礼するakijii、丸亀城へ向かう1
▼金倉川の上流方向、下流方向
▼中津橋の西詰を右折、丸亀城2.9kmの道標
▼金倉川西沿いの道標(丸亀城2.8km、道隆寺1.3km)、丸亀城へ向かう3
中津八幡神社は、丸亀市中津町の中津八幡神社で毎年10月にお祭りを行う。御輿がでて3匹の獅子が踊る。
▼中津八幡神社1
景色が田園風景に落ち着いたら丸亀城までもう一息だ。
住宅街を経て現れる昔の風情あふれる佇まいが「丸亀城近し」の合図である。丸亀市の市街地に近い住宅街の中に佇む道標。
その石肌に染み込むのは現代生活の声や活気を感じる。
▼丸亀城へ向かう10
引き続き、Vol.268-3/3をご覧ください。