Vol.238-2/4に続けてご覧ください。
一生流(いっしょうりゅう)
一生流は、お花はすべての物の始まりで、そのお花は人間一生研究しながら活けるもの。
つまり、一生を打ち込んでやるべきものであると言う高遠な理想と、深長な意義がこの名前の中に含まれている。昭和21年、京都本能寺68世管長「岡村日晴」聖人を家元にいただき、香川県で創設された。
昭和26年第一回流展を開催し、現在まで毎年盛大に開催していて、現在は全国一の華道団体の「日本いけばな芸術協会」にも会員となり、毎年出瓶している。
また香川県内の各流派との交流による華展にも出瓶・活動している。
★撰1-2
★撰3-4
★撰5-6
嵯蛾御流(さがごりゅう)
現在の嵯峨御流は、三派の総称で、生花の未生御流、盛花と瓶花の嵯峨流、儀式や宴会などで生けられる荘厳華を統一した名前である。この流派には家元制度はなく流派の運営は華道総司所という機関によってなされ、華道総裁は代々、大覚寺の門跡が受け継いでいる。未生流の二代目広甫が大覚寺の花務職につき未生御流の名を賜った事から、未生流とは大変縁の深い流派である。
当流のいけばなは、『伝承花』と『心粧華』があり『伝承花』は「生花」「盛花」「瓶花」「荘厳華」の四つの様式花から成り、『心粧華』は「祈り花」「才の花」「想い花」から成る新しい時代のニーズに相応した未来感覚の花で、嵯峨御流はこれらの古典、現代、未来志向の大枠によって構成されている。
★撰1-2
★撰3-4
★撰5-6
引き続き、Vol.238-4/4をご覧ください。