Vol.238-1/4に続けてご覧ください。
第33回・香川いけばな連盟展
「もっと、えがおに-—花と咲(わら)う—」をテーマとして開催された会場を後期に訪れ、4流派それぞれ39点出瓶の中から、独断流Akijiiが各流派から6点を選んで掲載します。
草月流(そうげつりゅう)
流祖は勅使河原蒼風で、草月流のいけばなの特色は自然らしさよりも、いけた人の主観がより強く生かされるところにある。花材には枯れ枝や石や金属なども使用され、いわゆるオブジェと称する造形的ないけばなが、草月流のいけばなである。
1955年に財団法人草月会を設立し、日本全国に49支部、国外に約120支部・スタディーグループを有する。草月流は「真・副・控」を基本としている。
★撰1-2
★撰3-4
★撰5-6
池坊(いけのぼう)
日本最古の流派で、祖は天台宗の頂法寺の僧、池坊専慶と言われている。
専慶は連歌師としても名をなした人ですが、何よりも花を立てることを好み、新しい手法の花をいけたて花の名手と言われた。
彼の革新的な手法が後の立花の基礎となるが、ちなみに池坊とは、当時頂法寺内にあった一僧房の名称で、その名は室町時代よりたて花の家として市中に鳴り響いていた。
その為今日でも、池坊の家元は代々、頂法寺に僧籍を置くものとされている。
池坊の花は立花に始まり、その後生花、投げ入れ、盛花と発展してきた。
★撰1-2
★撰3-4
★撰5-6
引き続き、Vol.238-3/4をご覧ください。













