Today's word <にほんのおまじない>茶柱
番茶がいちばん立ちやすい。<効用>幸運が舞い込む。
お茶碗に静かにお茶を注ぎ入れたとき、茶葉の茎がうつわの中で立っていると幸運が舞い込む。これは「柱が立つ」ということを、家の大切な中心である柱が立つ=よいことの表れと、捉えたものだ。そもそも急須の中に茎が混じること自体、少ないから確率としてなかなかないこと。また、高級煎茶になればなるほど、厳選された茶葉だから、柱が入り混じる確率も低くなり、珍しい幸運という訳である。反対に一番茶を摘んだあとの番茶や、三年番茶と呼ばれる冬を越した番茶には沢山の茎が入っている。茶柱が見たいときは、そのようなたぐいのお茶をいただければ、巡り合える可能性はぐんと高まる。
<Flower arrangement>
他人には「春」、自分には「秋」。
春風(しゅんぷう)を以て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自ら肅(つつし)む。(佐藤一斎)
春風のなごやかさをもって人に応接し、秋霜のするどさをもって自らを規正する。
自分が人に接するとき、春風のように接しているか。
そのことを常に問うために、「春風をもって人に接す」と、自分の手帳に書いておく。それだけでも人に接する態度は大きく変わっていくと感じる。
反対に、自分を律するときには調子づかずに、秋の霜の冷たさをイメージする。
人の行動とか心は、意識よりもイメージで動いていくものだという。
であるから、正しいことをやろうとか、人に優しく接しようというよりも、春の風になった自分をイメージするとか、自分の中に秋の霜が降りたようなイメージで、といったほうが行動や心に反映させやすいのだと。
春の風を感じる季節には外に出て、春の風の温かさや明るさを感じておく。
夏には夏の暑さを、秋には秋の風を感じ、冬には雪の冷たさを感じておくことだ。
それがやがて自分の心をつくっていくのである。
秋が深まるこの頃だが、… 如何かな。
新居宮池とWalking & Potteringの風景
A seasonal flower
小生の庭の鉢に咲いた布袋葵(ほていあおい)
13/10/10 Vol.215で「ウォーキングコースに咲く布袋葵」で紹介しましたが、小生の庭の鉢でも咲きました。
布袋さんは、中国、唐代末期の禅僧で、住まいを定めず、常に杖と日用品を入れた大きな袋を背負って歩き、吉凶や天候を占った。額は狭く、腹は大きくふくれ、半裸でちょっと変わった風体である。
Akijii展
今報は「スズラン水仙」です。
引き続き、Vol.218-2/5をご覧ください。