Today's word <にほんのおまじない>香を炷(た)く
清浄な場を作る。<効用>場を清める。邪気祓い。
お香、お線香などに火をつけて炷いて香りをお供えする。神様仏様にお祈りしたいとき、白く立ち上がる煙と香りが場と心を清め、相応しい清浄な場を作る。一口にお香といっても、沈香、白檀など材料は様々。沈香はジンチョウゲ科の木の幹に傷から菌が入ったことによる反応でできた樹脂で、最上級品を伽羅と呼ぶ。産出はベトナムのみと、大変貴重なものである。仏像や扇の材として知られている白檀は、インドから東南アジアにかけての地域でとれる。どんな香りを選ぶかは、そのとき自分が好きだと思うものが一番。それぞれのブレンドの具合で随分香りのニュアンスは変わる。香りの好き嫌いは、そのときの体調によっても違うのが面白いところだ。
<Flower arrangement>
<どう捉え、どう考えるべきか>
昨日はどこにもありません。
大阪生れ、東大卒、昭和39年(1964)歿、63才。日本語の伝統を近代に生かした独自の詩風で、昭和期における古典派の代表詩人と称せられた三好達治の「昨日(きのう)はどこにもありません」を紹介します。
昨日はどこにもありません あちらの箪笥(たんす)の抽出(ひきだ)しにも
こちらの机の抽出しにも 昨日はどこにもありません
それは昨日の写真でしょうか そこにあなたの立っている
そこにあなたの笑っている それは昨日の写真でしょうか
いいえ昨日はありません 今日を打つのは今日の時計
昨日の時計ではありません 今日を打つのは今日の時計
昨日はどこにもありません 昨日の部屋はありません
それは今日の窓掛けです それは今日のスリッパです
今日悲しいのは今日のこと 昨日のことではありません
昨日はどこにもありません 今日悲しいのは今日のこと
いいえ悲しくありません 何で悲しいものでしょう
昨日はどこにもありません 何が悲しいものですか
昨日はどこにもありません そこにあなたの立っていた
そこにあなたの笑っていた 昨日はどこにもありません
貴方はどのように感じ方をしましたか。
新居宮池とWalking & Potteringの風景
A seasonal flower
ウォーキングコースに咲く千日紅(せんにちこう)
熱帯アメリカ地方の原産で、17世紀頃に渡来した。夏から秋まで長い間、紅色が色あせないことから
この名前になった。乾燥させても千日以上(3年以上)色あせないことから…ほんとかな?ということで、ドライフラワーによく用いられる。
昔は中国では女性が簪(かんざし)に使った。
赤い色が見事な花で白、ピンクもある。
別名「千日草(せんにちそう)」で、花言葉は「終わりのない友情」である。
<Akijii展、作品-52>
新聞ちぎり絵「聖通寺山、県指定のゆるぎ岩」です。
岩の陰影が難しかったが、出来映えはムムムム…。
[題材の写真] [完成した作品]
引き続き、Vol.212-2/4をご覧ください。