Vol.207-1/3に続けてご覧ください。
<ぶらり気まぐれsketchシリーズ>
1-⑮:《竹居観音岬~庵治東海岸・県道36号線》
瀬戸の温暖な海に面した庵治町は、高松市のベッドタウンとしての町で、良質な花崗岩の庵治石が採れ、古くから石材業が発展した。かつての源平合戦の舞台だった旧跡がいっぱい残る町内を歩けば、どこからともなく海の香りと人々の笑顔があふれる…そんな町が庵治町だ。
竹居観音岬(たけいかんのんみさき)は四国最北端とされる岬で、高松市の庵治半島の北端に位置し、瀬戸内海国立公園に属して観音崎や竹居岬とも呼ばれる。
日本の本土は、北海道・本州・四国・九州の四島(離島を除く)であるが、当然ながら東西南北の端がある。
よって、本土四島には「最突端16岬」が存在する事となる。
四国は最北端:竹居観音岬(香川県)、最東端:蒲生田岬(徳島県)、最南端:足摺岬(高知県)、最西端:佐田岬(愛媛県)の4岬となる。その中で、竹居観音岬は他の3岬からは少し知名度が低いように思われるが…。
今回のぶらり気まぐれsketchは、この竹居観音岬から県道36号線(高松牟礼線)で東海岸を南下した。
島影が遠くに見える静かで広い海、高松近辺から見る瀬戸内の海とはまったく異なる美しさである。岩肌に沿って岬に回り込むと、海の中に立っているような不思議な感覚になる。
海水浴場も隣接していて砂浜遊びも楽しめるポイントだ。
▼瀬戸の島々説明板と、稲毛島
▼稲毛島と、稲毛島灯台
スタート位置のすぐ近くに竹居観音寺がある。また、四国最北端(北緯34度23分・東経134度8分)を示す時計をかねたモニュメントがある。
ここが四国最北端とされているが、実際はこの岬ではなく一つ西にある岬である。
▼竹居漁港の案内板と、竹居漁港
▼竹居漁港から観る瀬戸海のパノラマと、右側の先端が四国最北端点
▼四国最北端霊場の竹居観音寺の入口と、導入路
▼四国最北端のモニュメント
▼竹居観音寺本堂の説明板と、本堂のガラスに映るakijiiの影
竹居観音寺には、灯篭や七福神の石像、岩窟(いわや)がある。
岩窟のいわれは、高松城(讃岐国)の鬼門にあたることから、守護神として築城の際に生駒親正が馬頭観音を納めた(1590年頃)ことか、あるいは増築の際に松平頼重が勢至菩薩と十一面観音を納めた(1643年)ことが始まりとされる。
▼岩窟への入口と、導入路
▼稲荷大明神と、七福神1
▼七福神2
▼七福神3と、岩場の通路
▼長命之橋と、七福神4
▼岩窟の説明板と、岩窟1
▼岩場の通路
引き続き、Vol.207-3/3をご覧ください。