<Today's word>いかに生きるか、何のために生きているのか。
人が生まれ、そしてこの世を去る間に過ごす時間、その生活、経験のすべてが人生なのだ。
自分自身をじっくり見つめ、この一瞬一瞬をひたむきに生きてこそ、真に人生と呼ぶにふさわしいものとなる。
<Flower arrangement>
見えない支えに…。
昭和50年3月8日付の朝日新聞に掲載された、小学校3年生の女の子の一文を紹介します。
「私は国がにくいのです。そのわけは国は私のお父さんやほかの何人もの命をうばって、しんかんせんを作ったからです。そりゃ国はしんかんせんを作って、べんりにしようと思ったかもしれないけれど、人の命をうばってまでしんかんせんを作らなくてもいいとおもいます。私のお父さんだけが死んだのかと思っていましたが、百四十五人の人が亡くなられていました。(注:岡山~博多間の死者)
こんな大ぜいの人を、ぎせいにしないしんかんせんなら、よろこびます。死んでしまって、つぐないをしてもらうよりも私はお父さんがいてくれた方がいいです」。
こうした犠牲は、東海道・山陽新幹線ばかりではないというのだ。
57年6月23日に開通した上野~盛岡間を結ぶ東北新幹線で103人、同年11月15日に開通した上越新幹線で95人、そして昭和60年3月10日に貫通した青函トンネルで、実に21年の歳月と7,000億円という巨費を投じた世界最長(54キロ)のトンネル工事には、34人の死者と1,402人の負傷者が出ている。岡山~博多は、約350キロ。その間で145人の死者が出たということは、約2キロつくる間に一人が亡くなっているという計算で、新幹線なら一分もかからない。
このような大勢の方々が犠牲になった事実は、ある本を読むまで私は全く知らなかった。最新の技術を駆使しているので、こんなにも多い犠牲はないものだと思い込んでいたのだ。
無事故を達成してこそ、意味のある開発といえるはずである。
私たちは、沢山の目に見えない人たちの支えで生かされていることを、胸に刻んでおかなければいけない。今後、新幹線を利用する際には、心の中で合掌し、感謝の念を捧げたいと思います。
<新居宮池とWalking & Potteringの風景>
<This flower>ウォーキングコースのお宅の花壇に咲くナスタチューム(金蓮花きんれんか)
南アメリカのペルー原産で江戸末期に渡来した。葉はハスの葉に似ている。葉や花はビタミンCが豊富で、サラダにして食べられる。ナスタチュームとは、英語で「鼻が曲がる」の意味だが、辛味があることからである。別名の「金蓮花(きんれんか)」は花が黄金色で葉がハス(蓮)に似ていることからで、また「凌霄葉蓮(のうぜんはれん)」花が凌霄葛(のうぜんかずら)に、葉がハス(蓮)に似ていることからの名称である。
花言葉は「有能な人」だ。
<香川のみどり百選シリーズ4-②:大麻山・象頭山(琴平山)>
名称<おおさやま・(ぞうずざん)>
・市街地に近いみどり<24>・里山の番号<番外・36>
所在地<琴平町・善通寺市>
・標高<616・(524)>M
---≫山歩き出会い<2+中学生80>人・登山記帳<済>
・再観光へ勝手な想い度<★★☆☆☆>
大麻山・象頭山は、独立峰が連なり、信仰と豊かな自然に恵まれた山で、象頭山には全国に名高い金刀比羅宮があります。象頭山から大麻山へと続く山頂部にはヤエザクラが多数植えられ、開花時期のみ山頂付近まで車の乗り入れが許されている。また、山頂部が平らな溶岩台地になっており、国の名勝・天然記念物に指定されている。
象頭山の中腹に鎮座し、古来より海の神様、五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛などの神様として、全国に「さぬきこんぴらさん」として知られ、信仰を集めてきた。参道口から本宮までは785段、奥社までは1368段の石段があり、参道には旧跡や文化財が多数ある。
裏参道では、春のサクラ、初夏のツツジ、秋のモミジなどを楽しむことができる。
JR琴平駅で下車し、往路は参道口から奥社まで60分、奥社の大麻山登山口から山頂まで60分であった。復路に象頭山へ向かったが、到達できず引き返し30分のロスを含め奥社まで75分、そこから参道口まで30分で降りた。琴平駅から大麻山山頂まで2.5時間、山頂から駅まで2時間、全工程7時間であった。
奥社へ
金刀比羅宮は船の神様、海の守護神として古来より崇められてきた。
御祭神は「大物主の神」であり、万物を司りすべての幸福幸運の縁を結ぶ神様であるらしい。
大麻山へは金毘羅宮の境内から奥社を経由した登山口から登ることにした。
▼JR琴平駅、こんぴらさんへ前方に象頭山
▼高灯篭、参道口へ左折
▼参道口間近、階段の登り口・金毘羅名物の「かご」
▼1つ目の階段、登りスタート
引き続き、Vol.175-2/3をご覧ください。


















