Vol.172-2/3 運命について…。<香川のみどり百選シリーズ3-⑲:天霧山・弥谷山> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.172-1/3に続けてご覧ください。


白方の集落から天霧山と弥谷山のコルに向かってマイチャリンコで詰めて行く。 

海岸寺方面から眺めると東に天霧山、西に弥谷山と仲良く峰を並べている。


▼いよいよ山へと向かう、天霧城跡の案内板

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登山口の手前に虚空蔵寺がある。

▼登山口への進入路、麓の虚空蔵寺境内

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▼本堂

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▼諸仏、毘沙門堂

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虚空蔵寺から更に山へ進めて行くと、突き当たりに石地蔵の立つ遍路道の登山口がある。
登山(遍路)道は沢沿いに登っており、所々沢の中を歩くようになる。

▼登山口、遍路道1

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▼遍路道2、振り返る景色

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歩きにくい沢の中を通ったりしながら谷をコルに向かって詰めて行く。

岩壁の下に、弘法大師涅槃のお堂がひっそりと佇む。
▼沢を登る、弘法大師修業涅槃堂
(ねはんどう)

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やがてコルが近づいたのか、じぐざぐを繰り返しながら高度を上げて行く。

七曲の道脇には石地蔵がにこやかな表情で迎えてくれる。

▼遍路道を登るakijii、石地蔵が迎えてくれる

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明るい稜線のコルに出ると、道標が立っていて、左へ行くと天霧山、右に行くと弥谷山へのコースとなっている。先ずコースを左に取り天霧山に向かう。所々木立の間から少しだけ南西側の眺望が開ける。

眼下には高松自動車道が西に伸びて西讃地方へ、そして正面に我拝師山が大きく聳えている。
▼コル近し、コルの道標

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▼天霧山へ向かう

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途中には隠し砦跡があるので立ち寄ってみた。稜線の北側に回り込むと林の中に、それらしき平坦な場所がその名残をとどめている。ここからは天霧山の頂が間近に見えている。

▼隠砦跡の標示、何も無い隠砦跡

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▼顔を出した天霧山、多度津町の遠景

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稜線に戻って進んで行くと、途中少し登った所で道は左右に分かれ、右の「犬返しの険」と呼ばれる急坂を登って行く。

あまり急坂なので犬でもここから登れなくなって引き返すのだろうか。

▼急坂の登る、犬返しの険

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▼犬返しの険を登るakijii、保存会の標識

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急坂を登りつめて頂上近くの稜線に出る。
東側の採石場のユンボの音が聞こえてくるようになると本丸跡に着く。

ここは天霧山382mの最高点である。

▼本丸跡近し、天霧山山頂(本丸跡)

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本丸から東へ少し下りながら崖の縁を通って二ノ丸跡に着く。

二ノ丸の平坦地を過ぎると、間もなく三角点(発見出来なかった)のある三ノ丸に着く。

ここは標高360mで北東端の方形郭で、昔は展望所として眼下の見通しが良く砦としては最高の場所であったようだ。

今は周囲の雑木で見通しが悪くなっているが、木の間越しに北は瀬戸大橋や丸亀坂出方面、南は善通寺方面、我拝師山などが垣間見られる。

▼二の丸跡、三の丸跡

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本丸に戻った。周囲は権木が茂り見通し全く利かない。

▼天霧山山頂の標識、本丸跡のakijii

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▼山頂の北方向、東方向

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▼山頂の南方向、西方向

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天霧城主:香川乃景は天正 6(1578)に土佐の長宗我部氏の城攻めに会った。栄枯衰勢のつわどもどもの夢の跡がここにも寂しくその名残をとどめていた。

そんな事を思いながら往路を弥谷山へと向かう。


引き続き、Vol.172-3/3をご覧ください。