vol.138-1/2に続けてご覧ください。
▼左側の巻き道へ進む、見え隠れする頂上
▼手洗水の説明板と清少納言由来の説明板
▼涅槃桜の説明板と善通寺の涅槃桜(web画像を借用)
香川県善通寺市の総本山善通寺(樫原禅澄法主)で、宝物館周辺の「涅槃(ねはん)桜」が咲き誇り、薄桃色の花びらが芳香を漂わせている。早咲きで香りの強い「ミョウショウジザクラ」という品種である。
咲き始めが釈迦の命日とされる旧暦2月(現在の3月)15日ごろのために、涅槃桜と呼ばれる。同寺では1973年、愛媛県の明正寺(みょうしょうじ)から弘法大師空海の生誕1,200年記念として寄贈を受けた。
▼清少納言社の鳥居と参道
広葉樹のトンネルを過ぎるとしばらく竹林が続く。
▼竹林の参道と参道を行くakijii
広いなだらかな道がしばらく続くと、自然石の石段の登りとなって丁石も現れる。
▼自然石の石段参道と脇の丁石
折り返しながら登り詰めると尾根に出た。すぐ道は尾根道と巻き道に分岐しており、左側の巻き道を進んで行く。樹木の間から目指す頂上が見え隠れしている。
しばらく進んで行くと、尾根道と合流地点のコルに出た。
▼尾根道との合流地点のコルと頂上への尾根道
コルからはワンピッチで小岩と石段を登り詰め小さな鳥居をくぐると、赤い屋根の神社が建つ山頂に着いた。
▼頂上間近と山頂の与治山神社
一段高い神社の裏には三角点が有り、隅に山名標識とその下に不動尊が祀られている。赤いトタン屋根の素朴な神社は地元では「清少納言さん」と呼ばれ親しまれている。
平安の文人・清少納言が悪病のため流され、この白鳥の海岸に漂着、里人が厚く看護したが亡くなり、都の見える海に面したこの峰に葬ったとの伝説が残っている。その地に建てられたのがこの与治山神社、女性の病や縁結びに御利益がある神様として、今も九月の縁日には多くの人々が参拝に訪れるという。
▼神社と3等三角点、山名標識、不動尊とakijii
ここからの眺望は西に開けて、西に続く山並みと白鳥津田方面の弓形の海岸線が美しい。
神社の前からは眼下に陽光を受けて、キラキラ光る安戸湾と浮かぶ小島が絵のように美しい景観を醸し出していた。
▼白鳥、津田の弓形の海岸線と安戸湾、城山、女郎島、引田の街
下山後に、マイチャリンコで近くの白鳥の松原へ向かった。(次報)
<この一枚>今報の活動で収めた画像から、一枚を選出して掲載しました。
--今報了--