<Flower arrangement>
「泥棒も警官も走る方向は一緒。何が違う、走っている人の心構えが違う。逃げる車も追いかけるパトカーも方向は一緒。何が違う、思いが違う。」
---これはある名僧のお説教の中での一説である。
人は誰でも「幸せ」という方向に向かって日々を生きている。
でも、その思いはそれぞれに違う。
金持ちになると考える人もいれば、名誉の人もいるだろう。あるいは、毎日の仕事をこつこつと一生懸命にやることで「幸せ」を得られる人もいるのである。どんな思いを持っていても、大切なことは常にプラス思考である姿勢だろう。怪我をして百メートルしか歩けない人が二百メートル歩けたら、「よくやった」と自分を誉めてやるか、「ああ、今日も二百メートルしか歩けなかった」と思うか…。
どちらが次の原動力となってくれる思いかが、おのずと解かるはずだ。
あるタクシーの運転手さんは運転手になった時、「この職業は世の中に貢献できる仕事じゃないと思って、自分で自分を駄目にしてきた。お客ともトラブルは多いし、水揚げもあがらん。身体もきつくて、食事も咽を通らない。そして、事故ばかり起こして、本当にどうしょうもない自分だった」と…。
そして、今はどうかと聞くと「気持ちを変えたら、タクシーの運転手に凄い生きがいを感じている。乗ってきた人との素晴らしい出会いの時間だ。気持ちよく乗って貰い、降りた後、その方が気持ちよく仕事ができたら、自分はその人の仕事に間接的に貢献できているんだ、と本当に思うようになった。どんなに近くであっても、にこにこして引き受けてことができるようになった。事故も起こさなくなったし、身体の調子もいい。そして、自分を指名してくれるお客さんがどんどん増えました。今はそういう状態です」と…。
職業が変わった訳でもないのに、自分の思いを変えられたことで、仕事に対する力そのものが変わった。
「思いを変える」というのは、このようなことであろう。
与えられることを望むよりも、与えることに喜びを感じるということが、素晴らしい自分を創っていくことに繋がるのだと思うのだ。
<新居宮池とWalk風景から聞こえるのは>
<This flower>ウォーキングコースに咲く木槿(むくげ)
開花時期は6月下旬~10月中旬頃で、中国が原産である。平安時代に渡来したが、中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。漢字はこの字があてられている。漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が変化して「むくげ」となったとも、韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、ともいわれる。朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんでしまう「一日花」で、「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」(人の世ははかない、の意)に例えられているが、次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。花言葉は「信念」である。
・「道のべの 木槿は馬に 食はれけり」松尾芭蕉
・「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ 花木槿」小林一茶
<香川のみどり百選シリーズ2-⑤:城山>
山名<きやま>・みどり<番外>・里山の番号<番外>
所在地<国分寺町>・標高<215>M
---≫山歩き出会い<0>人・登山記帳<無>
再登山へ勝手な想い度<★★★☆☆>
この城山は小生の地元の国分寺町にあって、五色台にある猪尻山の南東麓に位置する。
小型の富士型をした里山の一つで、国土地理院の地図には記載されていないが、猪尻山を巻くようにして西から南麓を巻いて東の岡地区へ広い道路が延びている。
日常のウォーキングに使っていて、アプローチも容易で、自宅から徒歩20分で登山口に到達した。
▼この道路脇の登山口から登った。
▼登山道は刈り払われているとはいえ、あまり登られていないようで少し荒れているが、テープと踏み跡はしっかりとしており迷うような事は無い。
▼じぐざぐと高度が上がって西から南にかけての眺望が木の間越しに見えてきた。
▼足元に岩が多くなってくると頂上は近い。
▼最後の急坂を登り切ると前方が開け、約20分で山頂に到達した。
頂上尾根の中ほどには、石組みの上に古い祠が祀られている。
▼奥の北端は最高点となっていて、ケルンが積まれていた。
▼山頂標識板と最高点のakijii
岩場の先に立つと足元から下は切れ落ちている。
▼岩場の先から下を撮影するakijiiの影、盆栽センターと大禿山
▼南東と南の方面
城山という山名は、山城が築かれていたのだろうか。開けたこの山頂からは眼下に讃岐平野が一望できるこの山は、戦略上の要塞として見張り台として、優れた場所だったに違いない。
▼山頂広場と最高点に立つボヤかしたakijii
--今報了--