突然の耳鳴りと聴力低下事件 | Akiのブログ

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久しぶりにブログ書きます。

7月のはじめのある朝のことでした。突然ピーという音が頭の中で鳴り響き始めました。これが耳鳴りってやつかと思ったとたん、今度は左耳が詰まったような感じ(エレベーターで急上昇や急降下したとき一瞬耳が詰まったようになるあれです)に襲われ同時に左方向からの音が半分くらいしか聞こえなくなりました。

こうなると仕事にも支障が出ます。ほっとけば治るんじゃないかと何の根拠もないひとりよがりの超希望的観測のもと、その週を過ごしたのですが一向に良くなる気配がありません。さすがにこれではまずいと思い直し、午後から休暇をとって耳鼻科に駆け込みました。

はじめに症状を聞かれ、聴力検査を受けることになりました。まず異状がないはずの右耳、次に左耳です。左耳は高音が特に聞こえ難くなっていて低音も高音ほどではないが聴力が低下していました。自分では大丈夫だと思っていた右耳まで少し聴力が落ちているとの検査結果に少なからずショックを受け、このままどんどん聞こえなくなったらどうしようという不安がよぎりました。

医師からいつからこうなったのか、大きな音がする場所にいつもいないかなどと尋ねられました。大きな音といえばライブ会場くらいのものでほかに思い当たるふしもなく、ライブも毎日のように行っているわけではないのに全く突然にこの症状が出たことを伝えました。

医師によれば、鼓膜には異状はないので感音性難聴とのこと。浜崎あゆみをはじめ、芸能人に増えている突発性難聴もこの感音性難聴に入るとのことです。治療はまずステロイド剤と血行を良くする薬の服用、さらになるべく静かに過ごすことを指示され4日後にまた来るようにとのことでした。しばらくはライブも自粛です。

翌朝、職場でどのような症状が出ているか説明し、話しかけるときは右側からお願いすることにしました。耳鳴りは高くなったり低くなったりで改善する気配はなく話し声は聴き難いまま1週間が過ぎ、耳鼻科を再び訪れるとまた聴力検査です。ほんの少しだけ改善したらしいのですが、聴力検査は2度目は学習効果が働いて結果が良く出る傾向があるらしく、だとしたら良くはなっていないことになります。ステロイド剤はあまり長期間服用出来ないので量と回数を減らし、ほかの薬は継続して服用することになりました。

回復のきざしが見え始めたのはその次の週でした。薬の効果か、左耳の詰まった感じが少しずつなくなってきました。耳鳴りはなくなりませんが3度目の聴力検査では高音、低音ともに2度目よりは良くなっているとのことでした。ステロイド剤はもうやめにしてほかの薬はまだ続けることになりました。

完全には治りきっていないので本当はまだ控えるべきだったのでしょうが、どうしても外せないライブが何本かあり、少しずつ参加し始めました。スピーカーの前は避ける。出来ればバラード中心にするなども考えましたがなかなかそうもいかず、だましだましといった感じでした。それでも徐々に左耳の聞こえにくさも気にならないレベルまで改善してきました。これで耳鳴りが消えてくれれば万々歳なのですがなかなかそうもいきません。

最初の耳鳴りからひと月あまりが経過しました。左耳の聞こえ方は以前に近いレベルにまで回復しています。耳鳴りは多少残っているもののオフィスの中ではもう気になりません。異状を感じたその日にすぐに耳鼻科を受診していればもう少し早く治ったかもしれないというのが今回の教訓となりました。