ここ最近、FBやブログなどであのシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』が再び話題になっている。
おそらくYouTubeにその映画版がアップされているからかもしれないが、自分にとっても『アウト・オン・ア・リム』は、とても意味があった本だったので回想してみたくなった。
ここの記事でも何回か書いてはいるんだけど、当時1988年頃だったか友人が何気なく貸してくれた『アウト・オン・ア・リム』という本。
映画好きだったのでシャーリー・マクレーンは知っていたので読む気になった。
と言うのも元々は本好きではあったが、当時は何年も本を読む気がでなかったので、まさかその本が自分にとってのある意味、水先案内本になるとは想像もできなかった。
当時の自分は商業音楽の世界にどっぷりとつかっていて、好きな音楽のはずなのに全然楽しむことも出来ず、むしろ音楽が苦痛になっていた時期だった。
10代の頃は宇宙好きでSF系の本や映画、音楽のジャンルではプログレッシブ・ロックなどにはまっていたのに、20歳以降は現実社会にどっぷりと浸かっていき、スピリチュアルな気持ちとはかけ離れた日々を送っていた。
そう言えば今でこそ新月満月日記なんて書き続けているけど、当時は空さえも見ることはなかったなぁ(^▽^;)
そんな時期だったからこそ、『アウト・オン・ア・リム』は心にストーンと入っていき、昔の自分を思い出すきっかけにもなった。
何と言うか本質の自分がうごめき始めたような感覚、潜在意識の底に封印されていた見えない世界への郷愁と言うか・・・
今でこそ、この世の中がいかにまやかしの世界だったことに気づけているのだが、当時はマトリックスワールドにどっぷりと浸かっていたので、シャーリーの精神世界探求の旅がそのまま「自分探しの旅」のきっかけになるとは思いもしなかった。
と言うのも、『アウト・オン・ア・リム』がその引き金になり、アメリカへの真相究明の旅へ出たわけだから。
と言ってもシャーリーのようにペルーへの旅とはほど遠いけどね。
映画版は一般公開されなかったのだが、アメリカでテレビ放映され、のちにビデオで発売されていたので映画版も観ていた。
映画版は前編後編に分かれていて、後編のシャーリーが、スピリチュアルガイドとも言えるディビットに導かれペルーへ旅立つところから一段と面白くなる。その中でも特にマチュピチュへ行き鉱泉に浸かり、ディビットのガイドでシャーリーが幽体離脱するシーンは圧巻だ。
80年代後半、この『アウト・オン・ア・リム』が火付け役になり第一次?精神世界ブームになっていた。
そうそうこの本がきっかけで山川夫妻の翻訳本もけっこう読んだのがなつかしい。
『聖なる予言』『なまけ者のさとり方』『ホワイトホール・イン・タイム』『アルケミスト』などなど。
シャーリーがマチュピュチュに導かれたように、自分はアメリカに導かれてブルックリンに移住し、レインボーギャザリングに参加できたことは自分にとってのたましいの目覚めのきっかけにもなったことは全て必然だったのかもしれない。
それは今に繋がる自然との共生であり、田舎暮らしに至るきっかけの全てがそこにあったのだと思う。
こんなことを回想していたら、以前『平成スピリチュアル・ジャーニー』と題して記事を書いていたのでリンクしますね(^O^)
前編
後編