真の自立とは | ミタクエオヤシン

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ミタクエ・オヤシンとはネイティブ・アメリカン、ラコタ族の言葉で「私に繋がる全てのもの」という意味です。
だから、みんなつながっていこうね!

日々日常、非日常、音楽、映画、宇宙、スピリチュアル・・・などを綴ります。


5年前の旭川すぴこんでの星名一美さん(「プリズム・オブ・リラ」の翻訳者)の講演をたまたま録音していたのを書き起こしました。
以前、mixi日記にも書きましたが、今読み返しても、心に響きます。
今、変化変容へ向けての選択の時期だからこそ、シェアしたいと思いました。


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☆地球で抱えている問題。(根源にある問題)

資源をめぐる争い、領土争い、人種差別、階級制度による差別、男尊女卑、性差による差別、宗教的な思想によるコントロール、強者が弱者を支配、情報の操作によって人をコントロールして一部の人たちだけが甘い汁を吸う、などなど・・・。

いつまで経っても終わらない戦争、平和を望んでいるはずなのに、どこかで戦争が起こってしまったり、戦争が作られてしまったり・・・

日本は特に切実で2回も原爆を落とされた被爆国ゆえに、なによりも平和のメッセンジャーになれる資質を持っていながら、それがいまだにできていないという現実。

これらのことはなぜなのだろうか・・・

地球に残されている宇宙文明の痕跡などに接したりした中で思うことは、
古代に宇宙人が人間を統治していたという時代のパターンが残っているからではないかと。

大昔には、いろいろな宇宙人が地球に来ており、宇宙文明を築き上げていた。

しかしそういう中でも資源の争いをしたり、人間をこまのように働かせたり、思想をコントロールすることで人間を隷属させたり、というパターンがあった。
だからと言って、その時代の人々が悪いというわけではない。
輪廻転生においてそれをやってきたのは、自分たちなのだから。

私たちはひとりひとりが加害者であり被害者でもあって、そのような負の連鎖を断ち切っていかなければならない時期に来ている。


☆平和なこころをつくる

わたしたちは、平和というと、いつも外に求めてしまう。

星名さんが平和について真剣に考えるようになったのは、ある時ペルーに旅行に行ったときに出会った川野さんという方がきっかけだった。

川野さんは広島で被爆して、家族も失い、親戚もほとんどいなくなってしまい、いわゆる平和運動とかを見ると、いたたまれなくなって自分をずっとさけてきた。

しかし52歳になったときに、不思議な夢を見て、自分の周りで超常現象も起こったりした。
それを期に、河野さんは考え方が180度変わった。

そんな河野さんは、従来の平和運動には全く賛同できなかった。

それは被害者意識やアメリカに対する怒りばかりで、憎しみの連鎖だけではいつまでたっても平和にはなれないと気づいたからだった。

そこで彼は、平和な心を創ることが一番大切だと思い、瞑想をしたり、みんなで会って楽しいことをして喜びの波動を創ることによって、平和の輪を広めることを実践していった。


星名さんは河野さんとの出会いによって気づかされた。

「浮き足立った精神世界的なことから、地に足を着けてものをみることを教えられたような気がします。
本当に平和について真剣に考えるようになりました。

平和の意味と言うのは、ひとりひとりの心から生まれるものであり、
そのためにこそ精神世界の活動はあるべきであって、
優先順位はまずは地に足をつけて、心の平和をつくることなのだと思います。」


☆自分の意識に責任をもつ

星名さんは人間が発する想念について説明するために、
ソ連のSF映画『惑星ソラリス』のことを引き合いに出した。

ソラリスの海は、人の想念を現実化してしまう。(星名さんは映画のストーリーを簡単に説明してくれたが、興味ある方は、検索してください)

この映画はSFの名作としてとらえられているが、この惑星ソラリスというのは、地球のことではないかと思うのですと。

30年も前に、こういうことに気づいていた監督はすごい!
と絶賛してました(そうあのタルコフスキーですよね!ぼくも大ファンです~!
しかし、何回も観た映画だけど、ソラリスが地球のことを描いているという意見は初めて聞いたので、驚きですが納得もできます)

星名さんは言う。

わたしたちは、自分の想念でものを創り出す力を持っている。
だからこそ自分の意識の想念に責任を持つ必要があるのだと。

地球のフィールドには、人間の集合意識としての堆積層が残っていて、その中にはいろいろな過去からの想念がある。

星名さんが宇宙人に関して興味を持つようになったのは、自分の記憶ではなく地球の波動場の中にある記憶を自分がピックアップしただけなのかもしれないと今は思っていますと。


そして…

人間には、知らないことは受け入れないという観念のブロックがあるという事例として、マゼランの話が興味深かった。

マゼランたちが、南洋を渡っていてある村に着いた時、その村の人々に、あなたたちはどこから来たのかと尋ねられた。

マゼランは、海に浮かぶ帆船を指差して、あの船に乗ってきたのだと説明しても、村人たちにはその帆船がまったく見えなかった。

そこにあるのにどうして見えないのかと不思議に思ったマゼラン。

そこでその村のシャーマンのような長老たちを集めて、彼らにその帆船の細かいディティールや船の構造やこういう原理で走っているというような説明を何度も何度もした。

そうしたらだんだんと長老たちの目にその帆船が認識できるようになり、彼らが村人たちに説明すると、全員の目に見えるようになったと言う。
これはちゃんと文献に残っている出来事らしい。

まさに観念のブロック!!


☆横文字には惑わされないでください!

星名さんのこうした探求の始まりは、最初欧米からくる情報から勉強していった。
それと平行してヨガも勉強していた。

しかしヨガはヨガで別のものとしてとらえていた。

ところが、ある時点で東洋で「悟りに至る」ということと、
いわゆる精神世界でアセンションと呼ばれているものが、
まったく同じものであるということに気づかされた。

アセンションとは、次元上昇とか次元融合だとか、3次元から4次元にシフトして宇宙意識と一体になるとか言われている。

そして悟りに至るときというのは、3次元の時間の流れから、自分の意識の中のどんどん深いところに入っていくと、
時間の感覚が希薄になり、宇宙意識と一体になっていく。

「私の中ではアセンションと悟りに至ることとは、全く同じものとして今はとらえています。
でも皆さんは私の言うことを鵜呑みにせずに、自分なりに体験や勉強をされて結論を導き出していただきたいと思います。」と。

しかし次に話したことはズドーンと響いた。

「それは、今まで長く通訳や翻訳の仕事に携わってきた体験で思ったことは…

どうか皆さん!横文字には惑わされないでください!!」

と微笑みながら星名さん。

日本人はとかく横文字に惑わされやすいと…。
ジャンバーのことをブルゾンと言っただけで何かカッコイイもののように思い、違うものとして錯覚したり、また買い物袋のことをトートバックと言ったり…。


☆真の自立とは

星名さんはこういった横文字の錯覚をいろいろと自分なりに検証した。

「たとえばフォトンベルトと言われていることは、私なりの用語では宇宙の春分点のことを言っているのではないかと思うのです。
今、精神世界のことに関心を寄せる人々がどんどん多くなっていると言うことは、その宇宙の春分点に近づいているからなのだと思います。

人間は自然界に置き換えると種みたいなもので、元々、幸せの種、喜びの種、平和の種を宿していて、春分点に近づけば、自然に発芽するのではないかと思います。

だから、なにも心配する必要はないのではないかと思うのです。

もちろん遅咲き早咲きはあるとは思いますし、なかなか実らない種もあるかもしれませんので油断は禁物ですが(笑)
みんな春分点に近づけば、自然に目覚めが起きてくるのだと思います。

だから何かを勝ち取って平和にならなければいけない、
幸せにならなければいけないということではなく、
本来の自分が花咲くことを許せば、みんな「なる」と確信しています。

植物だったら、適当な水とか温度とか特別な環境がないと発芽できないのですが、
人間の素晴らしい点は、それを待っていなくても自分の意識の力でそこに到達できるということなのです。

つまり、自分の中に喜びの種があって、平和の種があって、
勝ち取る必要もなく、
それが本質の自分なんだなと気づけば、
そうじゃない自分と言うのは、全部外からの刷り込みなんだ、

じゃあこういう自分は本当の自分じゃないのだから、
タマネギの皮をむくようにひとつひとつ剥ぎ取っていけば、
素の自分、本質の自分に到達できるんだということがわかるわけです。

そうして本質の自分を思い出すことが、真の自立ということにつながっているのだと思います。

だから、そういう人がたくさん増えていけば、自然に日本は平和になっていくし、
世界が平和になっていく、そして地上楽土が実現する、
変な政治家に頼らなくても(笑)ひとりひとりの力で平和な国ができるんじゃないかと思ってます。

それが私の考えている「真の自立とは」ということなのです。


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今、こうして読み返してみると、オノ・ヨーコさんのインタビューで言ってる『希望の路』のこととすごくシンクロしていると思いました。
希望の種とでも言いましょうか。

それと宇宙の春分点という例えは、すごく共感します。

それにしても、ぼくたちは生まれて以来どれだけ多くの固定観念や既成概念を植え付けられているのでしょう。
それを、星名さんが言うように、「タマネギの皮をむくようにひとつひとつ剥ぎ取っていけば」いいのでしょうが、
かなり至難の作業ではありますが、やるっきゃないのでしょうね(笑)

そのあかつきには、きっと素の自分、本質の自分が・・・

やあ、ずっと待ってたよ~おかえり!

って言ってくれるのでしょうね♪

やっと逢えたね!

なんてね!ウインク


真の自立とは 


もうそろそろ本当に、宇宙の記憶喪失から目覚めなくちゃ~あせあせ



P.S. :あかつきって言葉を無意識に使ったのですが、この意味あってるっけ?と思い検索してみたら、バッチリでした~。

あかつき」とは「暁」、つまり「夜明け」です。 「暁(あかつき)」とは長い暗い夜が終わったその瞬間です。

なんか曲のタイトルにもなりそうな~♪