リュリュのはじまり日記 ~Brand New Days~ -3ページ目

ニホンタンポポと「忘己利他」

今日は二十四節気の「小満」ですね。
小満とは、陽気が良くなって、
万物の成長する気が次第に長じて
天地に満ち始めることから
小満といわれています。





なのに、肌寒~い日となりましたガーン
つい最近は夏日があったりしたのに…やしの木


晴れた日に撮ったニホンタンポポ
北国ではセイヨウタンポポしか
見たことのなかった私は、
このニホンタンポポに正直驚いたものです。





セイヨウタンポポは、受粉しなくとも
種子を作れたり、一年中発芽可能。
一方ニホンタンポポは、他家受粉が必須。





それにもかかわらず、
環境適応力はニホンタンポポの方が高いびっくり
なぜかというと、
セイヨウタンポポのように
クローンで増えていくのは
多様性がないため環境の変化に弱いからなんだそうです!!





ということは…
全て1本の木のクローンである
ソメイヨシノ桜が絶滅危惧にある現実と当てはまる!?叫び
しかしそうならないよう、全国の樹木医さんや
管理する人達が手をかけています!!
毎年咲く桜は、当たり前ではないのですね照れ





こんな風に自然に目を向ける時間が
あればこその私の今の生活。
正直、長い休校期間で子供達に苛立つことも
沢山…チーン
隙あらば動画ばっかり観てたり、課題も
やったりやらなかったり汗





最近は
長い人生、勉強しない時期が少しはあったっていい
などと思えるようになりました。
でも朝っぱらからの姉弟喧嘩にはウンザリ(笑)
子供達も相当ストレスが貯まっています。





バタバタな1日が終わり、
子供達が寝た後はドキュメンタリー番組や映画を観てますお願い
この前観た「花子と先生の18年間~人生を変えた犬~」はひたすら号泣えーん





元保護犬🐶の花子とその飼い主である、太田獣医師のお話。この獣医さんがまさに
忘己利他(もうこりた)の人
もうこりたとは…
己を忘れて他を利すること





太田獣医師がまだ学生の頃、
大学での動物を使った外科授業を
頑なに拒否した時に、教授から言われたのが
「一殺多生」
これに対し、太田獣医師は
「僕は一匹も救いたいし、全部救えると信じている」と答えたのです。





結果、太田獣医師は欧米で行われている
動物実験代替法という
保護犬の手術の助手をしながら単位を取得。
(番組はTVerで観れますよニコニコ)




こんな生き仏みたいな人がいるんだね。
偉そうなことばかり言って
何も着手しない老獪な輩のなんと多いこの世の中で
一筋の光を見ました。






一人一人の照らす光で
この夜が明けますように。
私達にはそれが出来ると信じます。



柏餅の葉と昔の人の知恵

緊急事態宣言が5月末まで延びましたね。
段々お昼御飯がマンネリ化しそうですチーン
子供達もTVK(ローカルテレビ)の
オンライン授業がつまらないらしく…あせる
やっぱり対面授業って大事なんだなって。





特に変わったこと…
はなく、毎日の山の散歩を通して
自然の素晴らしさ
自分も地球の一部なんだと
思う日々です。





嵐の天気から一変
晴天に変わる瞬間です





ひとつとして
同じ緑はありません。
山が息をしているよう。




日の入りはあっという間
その瞬間を逃さないように。



キツネノボタン
キンポウゲ科。
可憐な姿ですが、有毒植物で茎から出る汁によりかぶれるそうです滝汗



オオイヌフグリ
明治の初めにヨーロッパからやってきて
帰化した植物です。





Googleレンズっていうアプリで
写真を撮ると、被写体の検索結果が
出るんですってびっくりハッ





いつも、この花、この草は何だろう?
と疑問に思いながら
あとで調べるのも忘れてることが多いので
こんなアプリ、助かる❗️お願い





今日はこどもの日カブト
季節感を大事に音譜


子供達はこしあん派。
大人はつぶあん派。



つぶあんはよもぎもちラブ





柏餅をくるむ葉は
昔は「サルトリイバラ」という植物の葉を
使用していたそうです。
今でも「サルトリイバラ」を使ってお餅を
くるむ地域もあるとか。


サルトリイバラ
※画像はお借りしました。





柏の葉っぱに含まれる成分「オイゲノール」
には、殺菌作用があるといわれていて、
菌の繁殖による傷みを防ぐ効果があるそう。
昔の人の知恵って本当にすごい。





来年のこどもの日には
あの時は休校中だったね~
なんて言いながら
美味しい柏餅を頬張りたいものですアップ










時をかける少女と桜

大林宣彦監督が亡くなられた。
学生の頃、何度も何度も鑑賞した監督の作品。
作品の影響で、尾道も訪れた。





小さな路地
石階段の続く家並み
海風と山風の混じる辻





一番好きな作品は「ふたり」
兄弟姉妹のいない私にとって
憧れの作品でもある。





監督の訃報を知ってから、
「時をかける少女」を久しぶりに鑑賞。





ご存知、原田知世デビュー作品。
初々しさが最大限に作品に活かされていたビックリマーク
下手に玄人演技だったら、
こうも魅力的な作品にならなかったかもしれない。





小学生の頃に感じたのは
ひたすら人形が怖いだけ滝汗

大人になってから再鑑賞したら
また違う視点で感じるものがあった。
(人形が怖いのはまだあるけど・・・)





ヒロインの相手の深町くん。
彼は、宇宙人なのだけれど👽️
原田知世演じるヒロイン(芳山和子)に
愛情に似た気持ちを持ってはいるが、
ものすごく淡々としている。





言ってるセリフは愛情表現と思われる部分も
あるけれど、和子に元の世界に戻るように
言う下りは、部活の先輩的な口調汗





映画の書評など見たわけではないけど、
あの深町くんの言い方は演出なのでは!?
そもそも彼宇宙人👽️だから。





そして大林監督作品にはかかせない
尾美としのり演じる堀川吾朗。





彼は対照的に人間くさいので
和子のことが好きなんだなってわかる





和子が深町くんの星へ一緒に行くと
言うのを制止する深町くん
いつかまた会おう
和子も納得して、お別れ。





成人して大学の研究室に勤務する和子。
廊下で明らかに深町くんと思われる男性と
ばったり会い、一言二言話すも
深町くんとは気づかない。





でもここで、
「深町くん、あなたなのね!!
なんていう展開にならないところが
この映画のいいところだなあと思うのです。





十代の持つ繊細な心
どんな人もかつては持っていたもの





あそこで和子が深町くんに気づいていたら
彼女は何年もの間、時が止まっていたことになります。





和子は一瞬振り向くものの
すぐに前を向いて歩き始めます。
それを見て深町くんは
これでいいといった感じに見える。
その時、画面の奥行きがバーンと奥に広がる。このシーンが、一番好きです。


※画像はお借りしました



大林監督は
限られた十代の
輝ける一瞬のシーンを切り取って
映画で表現する天才だと思います。






監督のご冥福をお祈り申し上げます。
沢山の、心震わせる映画を
ありがとうございました。
あちらでも、好きな映画を撮り続けてください。




大分前に、立派な桜の木を見つけたので
思わず撮りました。

映画の中の季節も春でしたね桜