荒天で大荒れの羽田空港撮影記の続きです。。
(前回↓)
視界の悪化する中でILSの使えるR/W34R,Lを使っていた羽田空港。。
しかし、風は南寄りだった、、、
それでも視界がよくない以上、流石にランチェンはないだろう、、、
そう、思っていた。。
が!
出発したアメリカン航空のB777が、、
まさかのヘディングノース!
これはランウェイのアクティブが南寄り、、つまり、アメリカン機はR/W16Lから離陸することを示している。。
しかし、羽田R/W16R,Lは通常よりも高い降下角度でアプローチする。
「到着機の進路確保のためかな?」
と思った時期がありました、、
が!
思いっきりR/W16Rを走り離陸するANA B737-800。
なんと、この状態でランチェンです、、
(マジかぁ~)
と同時に羽田グランドも問題発生、、
(ハワイアン航空 A330-200)
何気に1タミ前の誘導路が混んでるような、、
そんな中、南風運用に切り替えた羽田、、
到着機はR/W22,23を使うのかと思いきや、、
なんと都心上空通過ルート!R/W16R,Lへのアプローチです!
通常より遠くを回し、渋谷や新宿上空ではなく、世田谷あたりの上を通過させ、極力直線で進入するようにしていました。
が!
3機に2機がゴーアランウンドする事態、、
だってですよ?
この状態よ?
時速約250キロで進入する旅客機にとって視界300メートルは目隠しも同然です。。
それでも降りてくる日系キャリア、、
おそらく、各種マーカーの距離から自機の位置などを把握できるのでしょう、、
あら、、この子B787-10だったわ、、
一方で国内線の出発はほぼ定刻通りに出発
燃料搭載量の多い国際線は雷を警戒しているのか、出発を見合わせている様だった、、
(結果、スポットが空かず到着機がターミナルへつけられていなかった)
外資系の上空待機が続くなかで普通に降りてくる日系キャリア、、
地元の強味を遺憾無く発揮している、、
(何故にこれもA滑走路上り?)
天候は一進一退の状態が続く、、
強い雨も霧もあるなかで離陸した後には
割りとクリアな状態で降りてくることもある、、しかしあまりにも不安定な天候に羽田の管制が根をあげたのか?
まだ風は南よりだったが、、
スポットアウトしたデルタ航空A350はヘディングサウス。
つまり、、
ランチェンです!
時間にして18時頃、、
この数時間後には羽田は夜間運用にはいります。もぅランチェンはしないでしょう!
つまり、当初の狙いであったヴァージン・オーストラリアはこのまま待てば良いということです、、
この日の大混乱の羽田空港、、、
私が撮影中に経験した中では最多のランチェン回数でした、、、
そもそも羽田空港は1日張っても4回もランチェンすれば多い方です。
都市部に近いため、風向きよりも騒音への配慮が背景にあります。
そんな羽田がコロコロランチェンするのは雷雲と霧、ゲリラ豪雨への対応からです。
アプローチ機も予定外のアプローチをいわれ突如大きく旋回待機をいわれたり、出発機もランチェンのタイミングにガチあってしまったばかりにしばらくエンドで待機したり、、
今年の羽田の夕刻は読めない天気にキャリアも管制も振り回されていますね。。。
もう少しだけ羽田撮影記が続きます。。。