-音楽-【ドラムのチューニング】 | 【きょうのフィルイン2020】

【きょうのフィルイン2020】

吉田昭子 よしだあきこ 
akiko yoshida

11歳でドラムを始めました
吹奏楽、バンド活動を経て
2005年から、ヤマハ音楽教室にて
ドラム講師を務めております

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生徒さんからのご相談で多いのが「練習スタジオのドラムのセッティングやチューニングがよくわからない、不快なまま練習している...」という声^^;
 
 
教室は良くも悪くも、私がかなり早めに入って、毎回時間をかけてセッティングやチューニングをしています
 
ありがたいことに、元々いい備品(ドラムセット)を置いて頂いていますし
基本は、おなじヤマハの講師が生徒さんと使っているので、外で味わうような驚きの状況に出くわすことも、ほとんどありません
 
 
ただ、スタジオ代を支払い、限られた練習時間の中、セッティングやチューニングに時間を取られたくない、という気持ちもよくわかります
 
今日は、私がレッスンにも毎回持参している、ラクに音のコントロールの手助けをしてくれるアイテムを、いくつかご紹介します
 
 
 
 
 

 

 

スティックと共に必需品なのは『チューニングキー』と呼ばれている、音の高さ<打面(ヘッド)の張り具合(テンション)>を調整するアイテムです
 
ドラムに関する諸々は、この『チューニングキー』で調節するので、できれば常に持っているのがオススメです
*今は練習スタジオに常設してくれているところも多いですね
 
世界のどのドラムメーカーでも、ほぼ(ソナー以外)おなじ仕様なので、どれを選んでも基本的には問題ないと思いますが
私がずっと愛用しているのは、下記のようなZ形をしているチューニングキーです
 
 
 
 

 

 

 
商品名に『スピード』と入っているように
とにかくラクに、速くまわせる!
 
通常より、お値段はやや高くなりますが
時間単価や効率を考えたら、個人的には一択です
 
 
 
 
 
 
このあたりが、スタンダードな形ですね
 
 
 
 
ハート、かわいい♪
こういう観点で選んでも、全然OKだと思います
 
テンション上がる物を使うのって、とても大事ですよね
 
 
 
 
 
 

 

 

チューニングだけで調整が難しい場合は、打面に消音(ミュート)効果のある物を貼って、不快な音を抑えたり、消したりしています
 
 
 
 
 

 

 

 
 
私がスティック、チューニングキーと共に持ち歩いているのが、この『ジェルミュート』です
 
 
 
 
例えば、
 
『トゥーーーーン』と響きすぎる音の長さを
『トゥーン』と短くしたり
 
『カンっ!!!』と耳に痛い倍音を
『タ』と抑えたり
 
単純にシンバルの音が大きすぎる時にも1枚貼るだけで、ここちよい音量に調整できます
 
 
これは、部屋の環境も、ドラムセットも
そして叩く生徒さんも毎回違う中で
できる限り気持ちよく演奏できるようにするために
今や必需品です
 
特にバンド練習をする方には、オススメ!!!
...「もう少し、音量おとして」って言われた時とかね^^;
 
 
叩いてる間に剥がれて落ちてくるようなこともなく、少し汚れたら水洗いすることもあります^^;
さすがにほぼ毎日使っているので、粘着力が弱まったり、汚れが目立ってきたら、半年に一度くらいは買い替えています
 
 
 
 
 
他には『リングミュート』と言って、スネアやタムの大きさ(インチ)に合わせて切り取られた、のせるだけのミュートも便利ですし
グッズがない時は、ガムテープやタオル等で消音することもあります
*打面(ヘッド)に跡が残ったりするので、借り物のドラムの場合はご注意ください
 
 
 
 
 
たとえ練習であっても
気持ちのよい音、叩きやすいセッティングで演奏することが
上達にも繋がると思います
 
《セッティングのポイントは、『高さ』と『角度』!》
 
ぜひ、前回に引き続き
ご自身の出したい音をイメージして
そこに近づける工夫をしてみてください♪