震災のお話③ | 仙台市青葉区の本格骨気サロン美骨(ミコル)の骨気日記

仙台市青葉区の本格骨気サロン美骨(ミコル)の骨気日記

仙台に骨気(コルギ)を広めたく、韓国の有名企業で修行して来ました。
仙台市内で本格的な骨気を受けられるのは当店だけです。是非本場の骨気でお身体が本当の意味で「変わる」というとこを体験して下さい。
仙台に骨気美人が増えることを楽しみにしています!

震災から一晩明けて、翌日はお店を開けたものの、お客様が来るはずもなく、ひたすら片付けをしていました。


せっかくのお客様達の石膏マスクがほとんど壊れてしまいました。

化粧品のワゴンもめちゃめちゃでした。


お店は全体的に元にあった状態に戻すには時間がかかりました。


私は相変わらずまったく誰とも連絡を取れず、携帯の充電もなくなってしまい、近くの電気屋さんに充電器を買いに行っても売り切れ。

ほんと、お手上げ状態でした。


夕方、電車が一部再開、とのニュースを見て店長が、「今日は帰って下さい」と言ってくれたので速攻帰りました。


家に着くと兄がいて、お互い無事でよかったね、と言い合い、その日は夜中までニュースに釘付けでした。


夜にやっと母からメールが届いて一安心。

でも、これからどうなるのか心配でした。



次の日出勤すると、韓国人スタッフがスーツケースを広げて荷造りしていました。


ワタシ「どうしたの?」

韓国人「私の母が電話で、、、帰る。だから、私帰ります・・・怖い。」


と言って泣き出しました。


「そうだよねぇ。」と言って抱き合いながら泣いていました。


結局韓国に帰国したスタッフは3名。

親御さん達にしてみれば、かつてないほどの規模の震災で、娘たちを日本に置いておきたくないというのが本音でしょう。




私はその後、退職して仙台に帰ってきました。


元々、3月で退職の予定をしていました。

震災が起こってしまって、混乱の中での退職になってしまいました。


当時のことは何だか詳細には覚えていません。

夢中でした。


当日3時から予約を入れていて、でも「今電車の中なんですけど、動かないので遅れます」と連絡してきたお客様、あの後無事に帰れたのかな。

あの時リンパマッサージしていたお客様、混乱していてお顔のクリームを拭く暇もなかったな。

1人暮らしのあのお客様、大丈夫だったかな。


後から思えば、こうやって思いますが、その時は自分のことで精一杯でした。


あれから仙台に帰ってきて、本当に一部のお客様にお手紙を出しました。

今でもやり取りは続いています。

今でも大事なお客様、です。



もう2年。

まだ2年。

思うことは人それぞれだと思います。

でも、あの時のことを忘れないでいたいです。