”be on to” がなぜ「秘密を知っている」なのか? | 英語と海外、イギリス生活中

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この前、「be on to ~ ~の秘密を知ってる」

という意味だと書きました。

 ↓ 

be と on と to という単語のみで、

「know secret」という意味を導きだす、又は、

「そっか!」とひらめくのって、

無理な気がする...。

 

 

はたして、英語が母国後だった場合、

ひらめくものなんだろうか?

 

 

 

前回、こういう意味が予測できないものは、

とりあえず、そのまま覚えてしまうのがいい、

と書いたし、そう思うんだけど、

 

 

「英語が母国語だった場合、

beとonとtoを聞くとどんな感覚なわけ?」

という疑問が残っていたので、

夫に聞いてみることに。

 

 

 

ロジカルな説明などあるのだろうか?

 

 

彼によると、こうだ。

 

 

 

私「be on to って聞いて、know secretってすぐに分かるの?

  be on toって聞いてどんな感覚があるの?

  私からすると、know secretと

  ひらめくためのヒントがないように感じるだけど」

 

夫「分かるよ。be on と聞くと、

  犬が臭いを感じたとして on the scent

  何かを捜索してる on the hunt

  チャンスを狙って徘徊する on the prowl

  のイメージがあるから」

 

 

私「ほ~う、なるほど」

 

 

 

嗅ぎまわってるイメージ?

嗅ぎまわられたら、

隠れてやってることも見つかってしまうね。

 

 

He is on 彼は私を嗅ぎまわってる

(怪しいなぁ~と嗅ぎまわってるイメージ?)

 

to me 私に対して

 

 

 

 

 

こういう単語のコアイメージが

自分のものになってくると、

意味がピンとひらめくこともあるのかもしれない。

 

いや、そんなことあるのか?!

 

 

 

話は飛ぶが、

そんな時、いつもこの本を読んで、

この人の頭の中はどうなってるんだろう?

と思う。

 

 


 

この本に出会った時の衝撃ったらない。

 

 

母国語じゃない言葉を、

ここまで理解することってできるんだ?!

と。

 

 

しかも、文法の説明じゃない。

 

文法は、公式を覚えるようなもんで、

覚えればいいだけだけど、

「なんで?」がいつも残る。

 

 

そこをね、埋めてくれるんです、この本が。

文法と文法の間にある「感覚」を。

 

 

「そうだったのか!」と。

 

 

その度に、この本の裏に、

著者のどれだけ膨大な知識と理解

があるんだろうと、

私などが言うのもおこがましいくらい。

 

 

 

特に、「notのカーテンを引く感覚」

「過去形の感覚と仮定法の繋がり」とか

もっと早く知りたかったと思う。

 

 

いや、知ることができて良かった

という言うべきかも。

知らないままの自分は想像したくないくらいだ。

 

 

一生捨てない本の1冊。

 

 

 

英語を学ぶなら、持ってて損のない文法感覚書だと思う。

 

 

英語学習中には、

前置詞や冠詞、現在完了形とか、

日本語に無い概念とたくさん出会う。

 

 

感覚がつかめず、理解に苦労することも多い。

そんな時の一助になるはず!

 

 

 

ということで、

 

be on to ~で、「嗅ぎまわってる、捜索してる→know secret」

 

そんなイメージを

ネイティブスピーカーの1人は持つらしい。

 

 

 

では、また!