私の大好きなことのひとつ、それは、、茶道です!
私は現在、東京で一人暮らしをしています。
上京の条件がひとつ。
茶道教室に通うことでした。
私の曾祖母、祖母、母と表千家のお茶の先生をしています。
それがきっかけで私も高校1年の頃から、お茶を始めました。
お茶に興味があったというよりも、
高校2年で留学が決まっていたので、
何か日本の文化を学びたいという気持ち半分、
その気持ちに漬け込む母の説得が半分といったところでしょうか。
留学へはピクニックセットのような、
お茶を点てられる道具がそろった小さな茶箱を持参し、
ホストファミリーにお茶を点てました。
始めて1年もたたず、うる覚えのお点前。
極めつけはポットからお湯を注ぐという強硬手段。
それでも喜んでくれたホストファミリー。
これは本当のお茶じゃない!という情けなさと
申し訳なさでいっぱいでした。
ちゃんとお茶を習いたい!と思った瞬間でした。
上京してすぐ、近所に茶道教室を見つけ、そこへお手紙を出し、
かれこれ通いだして3年が経ちました。
現在は、就職活動の合間をぬって通っています。
お茶というと堅苦しいものに感じる方が多いかもしれません。
色々と順番が決まっているお点前。しかし、それはとても理にかない、流れるような美しい作法です。
慌ただしい日々であればあるほど、お茶の空間は、リラックスでき、リフレッシできる空間なのです。
先日のお稽古の様子です。
手前のお菓子は若草は松江の代表的な銘菓「若草」で、春の茶席の主なお菓子です。中はわらび餅に弾力を加えたようなモチモチ感があり、とても美味しいです。
釣釜(中央に吊るしてあるおかまのこと)は春に使うお道具だそうです。桜の季に外でお茶を頂くなんて、素敵ですね。
季節ごとに変わるお菓子やお花。お稽古の度に変わるお道具。
茶を通して日本の歴史や文化に触れることができます。
お道具などに詳しくない私ですら、嗜好を凝らし揃えられたお茶の間に入ると
日本文化の美しさを感じずにはいられません。
茶道は敷居が高いと思われがちですが、
んなことはありません!!
私は未だに、15分ほどで足が痺れますし、
「そのお道具、ETみたいですね」と言って
先生を困惑させています(笑)
美味しいお菓子にお茶、美しいお道具、
して流れるような上品な作法。
日常にちょっとした優雅な、
落ち着いた一時を持つのはいかがでしょうか。
ぜひ、近くの茶道教室を覗いて、
お茶だけでも召し上がってみてください。