お墓じまい 今はまだね | パーキンソン病と共にいきいき生活

パーキンソン病と共にいきいき生活

パーキンソン病共に。発症して30年近く。原因わからず10年近く寝たきりに。現在薬物療法にて。効用時を上手く利用。リハビリ自分の努力と家族の支えの中で。日々の暮らしに起きる出来事。大切に越えていく。人世をブログに。

私 近日中に
墓じまいをするつもりでおりました。

両親の故郷は 新潟県の山の中でした。
両親が健在の時に 日本地図からこの地は消えてしました。昔から マムシの山と呼ばれています。

生活していくことは大変に困難な地なのでしょう。特には 冬の生活。人びとはそれぞれにこの地を離れていき 山の上の人びとは下の人びとが地を離れると移り住むという。そうして誰もいなくなりました。

他地にて生活している両親です。
父が急にΓお墓を作らなければならない。」と話し出したのです。

やがて お墓が出来上がりました。
山を尋ねて お墓の場所さえ容易に定まらないありさまでした。
ご先祖様であろう砂をかき集めて持ち帰ったそうです。

それから まもなくして 
父が他界しました。死を悟りでもしていたかのように。母と話しました。
その母もしばらくして他界しました。
両親から 私共が委ねられていることもあります。道理です。
今日までお墓を守っています。


夫の両親のご先祖様のお墓が田舎にあります。そのままです。
そうして両親のお墓が近くに作られてあります。


お墓が幾つもあっては 子ども達(子孫)が大変になるのではありませんか。

子どもは 娘一人です。
娘がやがて嫁いだ先のことも考えます。


私はこのような身体の状態です。お墓参りもままならずです。お墓は坂道の為に 私の体調が強く左右するのです。

お墓があることで 負担にさせてはならない。と 私は墓じまいをすりことにしたのです。
ずいぶん前に決心していました。

日時も決定しています。
不意の用事で ある仏具屋さんへいきました。
様々なものが目に入り込んできて 神聖な気持ちになり 何故ですか。

(墓じまいはまだいいかしら。)心からわきあがってきました。父が作ったお墓です。
両親と私の兄姉もいます。
私の体調も安定していて 現在は薬効時間が合えば お墓に足を運べる自信もあります。

(まだいいよね。) (まだいいかしら。)

夫も娘も 賛同してくれました。
過日に 娘に墓じまいの話をしたとき
Γお墓そのままでいいじゃない。」と
言ってくれていた話を思い出してもいました。法事など喜んで参ってくれる娘です。

Γ辞めました。」
石材店さん お寺さんに急いで報告しました。その日を 母の十三回忌の法要に変更しました。

大変に お騒がせしてしまいました。

いずれ時が来た折りは 考えなければならないと心しています。