その中で説かれているのが、
不動明王と地蔵菩薩が同じであるという説❗️
その真偽はまずはおいておいても、
こういうところに現れているのかもしれませんね。
八大童子とは不動明王に使える童子で
(眷属・脇侍)、中国で撰述された
「秘要法品」という経軌をよりどころとしています。
その「秘要法品」には八大童子(どうじ)が
不動明王より出生し、仏の智恵である四智と、
金剛界大日如来の周りを取り囲む四波羅蜜
(しはらみつ)菩薩の役割を司ることが説かれます。
→このあたりの話は、また今度❗️
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てなワケで、
目黒不動尊さんの八大童子さま✨
矜羯羅(こんがら)童子
頭には蓮華の冠を戴き、体は白く
合掌した手には独鈷杵を持ち、天衣と袈裟で
厳飾するとされます。
またその性格は小心者で従順であるとされ、
童子像の穏やかで親近感のある表情に
それがあらわされているようです。
制多迦(せいたか)童子
その姿は肉身が紅蓮華(ぐれんげ)のような
赤色で、頭髪を五つに束ねる五髻(けい)とし、
左手に縛日羅(ばざら)(金剛杵)を、
右手に金剛棒を持つとされます。
また「悪性の者」であると説かれますが
これは制多伽童子が、不動明王の真の心を
知らない衆生に対して忿怒の心を込めて
接するとされることと関係があるのかもしれません。
しかし童子像は微塵も「悪性」を感じさせること
はなく、颯爽として非常に理知的な印象を受けます。
矜羯羅・制多伽童子は、
不動明王の使者の二童子としてお馴染みですね
(脇侍をかためる御姿をよく拝見します)
恵光(えこう)童子
天冠を戴き、体は黄白色で右手に金剛杵、
左手に月輪(がちりん)を安じた蓮華を持つ、
とあります。
また、少し忿怒の表情を示すとあり、
童子像はこれらの特徴を正確に表現しています。
他の童子に比べて目つきが鋭いように感じるのは
玉眼(ぎょくがん)の表現が異なっているため。
忿怒相をおさえ気味に表現するのに効果的であるといえます。
清浄(比丘)(しょうじょうびく)童子
比丘とは修行僧のことで、剃髪し、
衣と袈裟を身につけます。
右手に五鈷杵、左手に経巻(きょうかん)を持つと
規定されていますが、童子像は右手に三鈷杵を
持ちます。
またその面貌は若くもなく老相でもなく、青い眼で
口元は上の歯が下に向かって出ているとされます。
(お坊さんぽくて、童子じゃないよね)
恵喜(えき)童子
左手に摩尼宝珠(まにほうじゅ→福徳の知恵を象徴)を、右手にはそれを守るように三叉戟(さんさげき)を持つと説かれます。
また慈悲深い面相でわずかに微笑みを浮かべ、
身は紅蓮華(ぐれんげ)色とされます。
烏倶婆伽(うぐばが)童子
性格と姿は暴悪であると説かれ、
最も忿怒の表情を露(あら)わに表現するよう
指示されている童子です。
童子像を見ると髪が逆立ち、裳裾(もすそ)と
共に風にひるがえっています。
肉身の色は金色で、右手に独鈷杵を持ち、
左手は金剛手(拳を固める)と規定されています。
指徳(しとく)童子
眼が三つで鎧兜(よろいかぶと)を身につけ、
左手には、
完全無欠の智恵を象徴する輪宝(りんぽう)を持ち、
右手には、
煩悩を打ち砕くための三叉戟(さんさげき)を執る
と説かれます。
阿耨達(あのくた)童子
身は金色で金翅鳥(こんじちょう)を頭に載せ、
左手には蓮華、右手には独鈷杵を持ち、
龍王に乗ると説かれており、
菩薩の姿で右足を下ろして龍に乗ります。
実際の像を見ると、頭部に金翅鳥は見られず
左手には蓮華を持ちますが右手は何も持ちません。
阿耨達多童子とも書きます。
いつも、ありがとう^^
@Rico
幸せは自分のために
世界が平和であるために