青面金剛
(しょうめんこんごう)
について、
一般的には
・四または六臂(二臂や八臂のものもあるという)
・手に、輪宝、鉾、羂索、蛇、弓矢、金剛杵、日月、劒などを持つ
・邪鬼を踏むものも見受けられる
その恐ろしい姿から、邪気や悪病を払うご利益が
期待されていて、
とくに伝尸(「でんし」と読み、結核の古称)病の
予防治癒を祈ったという。
これが、庚申待ちの三尸とつながったものと
されるのだそうな。。。
(まさに、いまの流れに似ているやん)
疫病の予防・治癒とも
考えられそうよね。
いろいろ見てみると
青面金剛さまは、確定した情報がなく
さまざまな見方があるみたいなんです
青面金剛さまは形態が一定ではなく、
手が2本だったり6本だったり、
顔が1面だったり3面だったり、多種多様であって
また
一方で、青面金剛さまの造形を眺めてみると、
不動明王さまに近いお姿では❓と
連想できるように同時に、青面金剛の別名は
「青面金剛明王」とあるので、お姿形は
明王さまを元にした仏様のようでもある。
しかしながら、
一方では、
チベット仏教の「マハーカーラ」
つまりは、「シヴァ神」と近い
姿かたちをしているという見方もあるよう。。。
うーーーむ。。。
マハーカーラー といえば、
通常でいえば
(Wikipediaとかを調べてみると)
日本では、大黒天さま とされていて
明王さまではないですよね❓
一体、どこがどうなっているのか。
このシヴァ神の別名「マハーカーラ」を
もう少し調べてみると、
いわゆる、シヴァ神化身のひとつで
マハーは「大」でカーラが「黒」という意味で、
つまり「大いなる暗黒の神」と言うのが
大黒天の名前の元々の意味。
本来のマハーカーラ・大黒天のスタイルは❓
というと、
先ずは、その体は青黒色で三つの顏があり、
そして各々の顔には三眼があります。
腕は六本あり、その内の二本の腕は刀を持ち、
別の右の手には人間を髪を取って吊し上げ、
左の手には同じように羊を角を取って
吊し上げています。
更に別の左右の手には血のにじんでいる
象の生皮を持って背中に覆っています。
そして毒蛇を髑髏に通して首飾りとし、
また毒蛇を腕に巻いて身を飾っています。
(まさに、青面金剛さまのまんま‼️)
強烈な「暴悪神」であり、
強烈な「祟り神」であるからこそ、
幸せや福徳をもたらす
「福の神」や「縁結びの神」になれる、
ということなのかい❓❓❓
(いやいや、それもどうなのよ。。。)
実は、
マハーカーラは、
ヒンズーの神を踏む
仏教の憤怒像の総称であり、
何を踏むかでその像の性格が分かる
という意味合いがあるのだそうな。
※調伏した尊格は調伏した神の属性を
引き継ぐという意味合いがある
↑踏まれた側の属性を、踏みつけた側が
その神さまの機能を引き継いで、取って代わる
ということね
最初のマハーカーラは、
シヴァの姿を借りて作られ、
シヴァを踏むことで「仏教の最強神」
であることを表現していた。
シヴァのもっとも恐ろしい姿である
「暗黒大王」の姿と名前を継承したという流れ。
時代とともに、さらに強そうな姿に
次々モデルチェンジされた結果、
七十五種類ものマハーカーラが作られたらしい。
(マジか❗️)
(モデルチェンジし過ぎやろwww)
続いて同じ姿で
「ヒンズー教の福神ガネーシャ」を踏む
「仏教の福神」が作られた。
この福神のマハーカーラは、
ほとんどモデルチェンジされず
最初の姿がそのまま残って、チベットに
広く普及したのだという。
つまり❗️
「恐ろしいシヴァの化身マハーカーラ」が
「福の神大黒天」に変わったのではなく、
マハーカーラには最初から
「シヴァを踏む大将軍」と
「ガネーシャを踏む福神」があったのである。
同じ名前で同じ姿をしていたため、
中国日本では同じ一つの神と考えられ
混乱の原因になった。
(いやいや、めっちゃ混乱しましたやん)
で、
話を、青面金剛さまに戻すと、
このモデルチェンジした
七十五種類ものマハーカーラ群のうち
仏教の「明王」さまとして進化したもの。
うむ。
それなら、なんとなく納得できますな
初期マハーカーラの性格は、
沢山の蛇に囲まれた姿、
象神ガネーシャを倒す性格などは、
現在の「軍茶利明王」さまに
多く引き継がれているとも言われているそうな。
いやー、、、
仏教のいろいろって
難しいですな
では。
いつも、ありがとう^^
@Rico
幸せは自分のために
世界が平和であるために