年次有給休暇について | 【みなさまがすこやかに暮らせるように】日々奮闘する、横浜のあきこ社労士のぶろぐ。

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横浜で社会保険労務士をやっています。

お堅い内容の記事・・・と思いきや、たぶん違うと思います♪

こんばんは。横浜のあきこ社労士です。

高校教諭が勤務先の入学式の日、
同じ日に行われた子供の入学式のために仕事を休んだ。
という話がありましたね。
保護者だけでなく、世論まで大騒ぎになってしまったという。
(そして私までブログネタにしているという…)


年次有給休暇とは当然にして労働者にある権利です。
もちろん6カ月以上勤めた場合ですけどね。
(詳細は省きます)
パートさんなどにも一定の日数が認められます。

例えば私が会社員だとして、上司に「○月○日お休みします」と
休みを申請したとします。
通常はその申請した日に休みが与えられます。
これを「時季指定権」といいます。

それに対して、上司は、
「そんなの認めん。ダメダメダメ」と言うことはできません。
「○月○日は超繁忙期で休まれたら仕事がまわらない。×日にしてくれないかな」と言うことはできます。
これを「時季変更権」といいます。

本来、申請して承認していただくというものではないかと思いますが(いちおう権利なので)、
なんでも認めると、
私のような元ブラック社員はどんどん勝手に休んでしまいますから、
就業規則などで一定のルールは必要なのかな…とは思います。

あ。自分の名誉のために一応言っておきますが、
私、入社して1年目には確か有休1日しかとりませんでした。
ちなみにお盆休みもない会社ですよ。
当時は完全週休2日制でもありませんでした。
そういったことも含め、
まったく部下の管理のできていない職場の上司でした。
とっても真面目な子だった私(ウソ)は、
それはそれは悲しかったです(これはホント)。

別に仕事は忙しくはありませんでした。
でも、忙しくなかったら休ませるように配慮しろよ。←当時の心の声。
新人はなかなか休みづらくて遠慮してるではないか…とね。

1年目や若い頃にあまり休みを取らなかったため、
退職した年の4月(年度初めに付与されていた)には有給休暇は40日溜まっていました。
はい。使い切ってやめました。

休むときには基本的には事前にちゃんと申し出ていましたし、
たまに病気で休むときも、当日で問題なく(?)休んでいました。
たまに「会社イヤイヤ病」の時もありましたが、
それはごく稀でしたので、たぶんバレていなかったと思っています。


ずいぶん話がそれまして、冒頭の話題に戻りますが、
校長が認めてくれたから本来は何の問題もないのかなと。

ですが、

・義務教育でない入学式に出席の必要あるの?
・自分の担任の入学式とどっちが大切か?
・別の行事はどうなのか?

もちろん、そんな理由で仕事を休むなんて言語道断!というお考えの方もいるでしょう。
家族のことが一番大事っていう考えもあるでしょう。

などと、いっぱい突っ込みどころがあるかと思います。
答えはありません。
うーむ。難しいです。

本当は、わざわざ休みを取るのに理由を公開する必要もないと思いますが、
でも、こういうことって理由を隠していたとしても、
噂になったりしてもっともっと大問題になったかもしれませんし…。

うーん。

その先生が、これから1年間、担任として職務を遂行するにあたり、
ものすごく責任を背負ってしまったかな…と思いました。
今後、生徒さんのために精一杯尽力していただければいいですよね。
そして、「先生は生徒も子供のことも大事にしているんだな」と
両方から尊敬されるようになれば、
今回の件は何の問題もなくなってしまいます…かな!?