怪物マイケルフェルプスに学ぶ☆ | aki's 修行日記

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16年の体操競技生活の後、指導者に。2012年5月末に6年間のアメリカコーチ修行から完全帰国。夢へ向けて、体操を通して人と人とのつながりの素晴らしさ、縁の大切さを日々肌で感じながら生活しています。一度しかない人生、やりたいこと、今しかできないことを!

ここ1週間で一気に寒さが増してきました、サクラメント。雨


こないだまで昼間は冷房入れてた体育館も、1週間と間が空かないうちに今度は暖房です晴れペンギン
でももちろん、アパートの部屋のエアコンは、経費削減のためOFF。

あったかい緑茶を飲みながら日記書いとります☆



今日、ネットのTVで、競泳のマイケル・フェルプス選手の特集を見てました。
彼の強さの秘密が、たくさんの超高性能カメラで撮られていて、なぜ、彼が金メダル8個という偉業を成し遂げることができたのかをフィジカルな面からの視点で科学的に分析してました。




彼の恵まれた体型、泳ぎ方、潜水の長さ、手のかき方等のフォームはもいろん、他の選手に比べて抜き出ていました。




でも、私が一番関心したのは、トレーニング方法です。



彼の体の関節はめちゃくちゃやわらかいんです。




両脚でドルフィンキックをしたときに、膝はHyper Extended(俗に言う、『膝が入った』状態)だし、足首はきっと屈伸で座って伸ばしたらつま先が床に触れるぐらい柔らかいと思います。

腕はまっすぐ耳の後ろで伸びていて肩の柔らかさはパッとみただけでわかります。


なのに、ブレない


胸をふくむところから始まってそこから波を打つように体をくねらせ、まさに、イルカのように泳いでいるんですが、肩から上はほとんどブレないんです。

それは何か?って・・・



体幹の強さ。



体の芯(コア)の強さですねひらめき電球

           

 
          



そのトレーニング方法は・・・


おなかの周りに8Kgの錘を巻いて、腕を使わずに立ち泳ぎ。
40秒+10秒のインターバル×10セット



同じくおなかの周りに8Kgの錘を巻いて、水中からスクワットジャンプで水面が腰の高さまでくるぐらいまでジャンプ。足が底から離れると同時に体をドルフィンキックと同じようにピコピコさせます。1m以上跳んでるんちゃうやろか??
10回+30秒のインターバル×10セット




すごいっす。




彼がもっとも嫌いだというこの練習メニュー。
体の負担にもなるので、3日に1回だけやるそうです。




体操用のトレーニングでもおなかのまわりに錘を巻いてやるものがあります。ロシアの選手達がやってたなぁ。北京五輪銀メダリストの中瀬タクも、高校~大学生になってすぐぐらいまでこのトレーニングを継続してやってました☆




私の“姉様”ことシンクロの立花美哉さんともこのことについては色々話したんやけど、競泳もシンクロも体操も共通して言えることは、鍛えたい筋肉を、その筋肉を使う運動に近い運動で鍛えるのがいいんちゃうかな?ってことやと思います。




もちろん、基礎となる筋力は必要なので、基本的な動きのものも必要だと思います。
なんかもう一度Physical AbilityやFlexibility Conditioning等のトレーニング方法をもう一回見直そうって思いました☆



うん、エエきっかけになった♪




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