振り上げ倒立☆ | aki's 修行日記

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16年の体操競技生活の後、指導者に。2012年5月末に6年間のアメリカコーチ修行から完全帰国。夢へ向けて、体操を通して人と人とのつながりの素晴らしさ、縁の大切さを日々肌で感じながら生活しています。一度しかない人生、やりたいこと、今しかできないことを!

Mixiのほうでいっぱいリクエストがあったので、お教えしちゃいます☆

みなさん、振り上げ倒立の補助をするとき、選手の体のどの部分を持ちますか?




きっと、片手は膝の少し上あたり(まあ、脚ですね)と、もう一方の手は肩(前に落っこちないように、あるいは選手が肩を思い切って肩を前に出せるように)がほとんどだと思います☆



※他に「こんなやり方してる!」っていう人がいたら、ぜひその方法教えてくださいひらめき電球





ここでですねぇ、片手は脚のままでいいんですが、もう一方の肩に置く方の手を選手の腰、そうですねー、いわゆる『腰』(尾てい骨の少し上あたり。)に、平手で、腰をバーに向かって押し付けるように押すんです。(図①)








ここで注意注意
バーの前にフカフカのエバーマット的なものを置いてください。足が擦らない高さならバーの下から置いてもOKだと思います。
あと、選手に『絶対に肘を曲げない!!』と言ってあげてくださいね☆




腰を押すタイミングは、選手が屈伸してから腰を伸ばす(=脚を振り上げる)のと同時ですひらめき電球
で、腰がバーから離れると同時に押すのを止めて、そのまま腰に手を添えたまま倒立まで持っていってもいいし、肩に持っていってもいいです。




こうすることで、本来、振り上げ倒立で使うべきバーのバネ(バウンス?弾み?)を、しかも腕がまっすぐの状態で選手が感じることができますよねクラッカー
=肘ではなくて肩とバーの“しなり”を使った振り上げ倒立の運動を感じることができますよね音譜





もし、選手が肘を曲げてしまえば、バー担ぐような形になってしまうので(図②)、そのときは前のマットに背中から落ちるように容赦なく押してあげましょうにひひ(“ビビリ”の選手はたいがいこうなりますあせる




逆に選手が肩を引いてしまったらすかさず腰においていある手を腕にもっていき、ゆっくりバーの後ろにおろしてあげてくださいね。(“スーパービビリ”の選手はたいがいこうなりますあせるあせる)(図③)








一回目から肘まっすぐで上がる選手はほとんどいないんちゃうかと思います。その代わり感のいい子はすぐできてしまいます☆
1.肩をしっかり前に出す(Keep your shoulders over the bar)
2.肘を曲げない(Do not bend your arms)
3.バーのしなりを感じる(Feel the "bounce" on the bar)
4.ほら、膝も肘も曲げなくても簡単に上がるでしょ? ひらめき電球
(see?! You don't need to bend your arms and knees to make it handstand!)



こんなプロセスも話してあげてくださいね☆
たとえその場ですぐに理解できなくても、理解しようと『考える力』を使わせてあげようひらめき電球






意外と出てきそうで出てこないこのアイディア、「な~るほど!!その発想があったか!!」と、うなってしまいましたニコニコどうでしょう?使えそうですか??






くれぐれも『安全第一』で練習してくださいね☆
補助頑張りましょうチョキにひひ