なんでも食べる 副作用なし? 便秘から下痢へ

 

23日の退院から一週間が過ぎました。翌日一日は家の中で比較的安静に過ごして、翌25日にかかりつけクリニックとかかりつけ薬局へ行きました

 

入院中の便秘対策のために主治医の先生が院内処方で「センノシド錠12㎎(トーワ)」を出してく入れたんでアリンス。夜寝る前に飲んで翌朝排便、効果覿面だったのっし。

そこで、退院後の便秘対策にとかかりつけ医に処方を依頼してみたのね。そうしたらさ以前から常用しているのが「マグミット上330㎎」、「ピムロ顆粒」、これに加えて整腸剤「ミヤBM細粒」が加わって、3日間便秘状態になったら服用するというお約束で「センノシド錠12㎎(サワイ)」というラインナップとなったわけ

 

なので、センノシドはまだ服用していないんだけど、《マグミット+ピムロ+ミヤBM》のチームワークのせいか、いくらか下痢気味になっとるんよ。まあ、便秘で苦しむよかいいだべんした。

でね、なんでも食べるし、できるだけ運動を兼ねて散歩もしとるんよ。26日には入院の時に荷造りした着替えやなんやらを運んでいるキャリーケースのタイヤが壊れたので新しいものを探しに出かけたんだけど、国分寺駅ビル商店街へ行く前にセブンイレブンで入院時に使用したレンタル用品の支払いを済ませました。

 

キャリーケースのコロ(車輪)を修理するのに一か所3000円とすると、ひとつがタイヤが壊れて、もうひとつの動きがよくない、2か所を修理すると6000円かかるっしょ。

 

そこで、キャリーケース売り場を見て回ったというわけね。なぜって、Sサイズで5000円くらい。新品が買えちゃうんだよね

3軒くらい店をのぞいたんだけど、ピンからキリまであるんだよ。高いのになると2万円はするし、安いのだと3000円台のものもあるんだ。何がどうなって、その値段の差が出るのかわからん。

 

ダイヤが1個のもあるし2個のタイプもある。ペコペコへこむのもあれば、がっしりしていて蹴っ飛ばしてもヘ~~キそうなものもあるんだよな。

 

色もデザインもそれこそ色々、目的は旅行じゃなくて通院、入院だから派手じゃなくて一向にかまわない。できれば黒のオーソドックスなデザインが良

 

というわけで、この日は見物、物色だけでした。28日(土)には、「にし地域包括支援センター」へ出向いて「要介護認定・要支援認定有効期間終了」にともなう更新手続き申請について相談

 

現在は介護サービスは利用していないけれど、がん治療は病状がいつ急変して寝たきりになるかもしれないでしょ。「備えよ常に」なんだわ

 

明日10月1日(火)に消化器内科の外来診療があるんだけれど、おそらくそこで第6サイクルの化学療法を15日(火)入院が示されると思うんだよね。

そう話したら、支援センターの担当者が入院の前に調査を行ったほうがいいね。ということで書類を作成して、市に申請してくれるとなりました。

 

認定調査委託契約をしている業者が自宅を訪ねてきて聞き取り調査をするんだと。なんだかんだと10月も忙しくなりそうでアリンス。

 

でね、帰るときにたまたま国分寺駅北口行バスが来たので、もう一度キャリーケースを確かめてみようかと、駅ビルへ向かうとカミさんにラインで伝えたら、カミさん自転車で追っかけてくるって

 

ふたりしてキャリケースの安い価格帯を見て回って、ふと前から欲しいと思っていた東芝のCDプレイヤーの話をしたら「がん治療の生命保険金」が入金したから買ってもいいよとOKが出たのっし。

そこで7階にあるnojimaで買っちゃった。家に帰ってさっそくい梱包を開けてACアダプターをつないで「ベニー・グッドマン サボイでストンプ」をかけましたさ。

 

スピーカーサイズが小さいので低音部は若干弱いけれど、イヤーホンで聞く分には十分な音質でした。入院までに各部の操作手順を覚えなくっちゃ。

これまで入院時には東芝のCDプレーヤーを持って行っていたんだけどサイズが大きいのね。今度買った製品は半分なの。病院のベッドサイドに置いておくには小さいほうがいいからね。

 

というわけで、第5サイクルは大きな副作用がなかったから退院一週間が経ったけれど、元気でいます。

 

バス停の コスモス揺れる 退院日 (秋望) 

風邪薬 医師処方 飲み合わせ注意

 

化学療法第5サイクル完了後、退院して一日は家の中にて過ごしました。今回はグロッギーになることもなく、近所を散歩する元気はあったんだけど、大事を取って休養日に当てました

一日置いた昨日(9月25日)、かかりつけクリニックへ行ってきました。いつもなら11時過ぎなら比較的空いていて待ち人2、3人がとこなんだけれど、昨日は違いました。8人は待合室にいて、付き添いの人も入れれば11人もの人がいるんです。

 

そこで、受付を済ませると院外の椅子にて順番を待つことにしました。全員マスクを着用しているとはいえ、医療用空気清浄機が作動しているとはいえ、化学療法進行中で免疫機能が弱くなっている状態ですからね、万が一感染ということになるとも限らないのです。

この日は90分待ちになりましたね。昼休み時間になっても診療は続きます。この辺が医療機関の辛さだよね。患者がいる限りには休めないもの。

 

中待ちの人が3組になったころを見計らって、ドア内側のトイレ前の椅子に腰かけて待つことに。ここは、待合の椅子からは4メートルほど距離が離れているんです。ここは院内の空気は一緒だから気休めなんだけどね。

 

そのうちあきぼうの名前が呼ばれたので診察室へ向かいました。院長先生に、ここ一カ月ほどの血圧の記録を見せて、入院中は血圧が高くなる傾向があると伝えました。

推移を点検して、高い数値で固定されているのではなくて、120台の数値もあるから、まあ、これくらいなら心配はないでしょう、という判断になりました。

 

そこで、入院中に便秘症状が出た時に院内処方された「センノシド」について、退院後に便秘症状が出た時に備えて、先生が処方してもらえないかと頼みました。

そこで、原則として便秘が3日続いたら夜服用して翌朝の排便を期待する、という服用の仕方を守ること、ということで処方してもらえることになりました。

 

もう一つ、急に秋めいてきて寒い日が続くと風邪ひきになった時、これまでは市販薬を常用していたんだけれど、カミさんが抗がん剤治療をしているのだから医師の処方薬にしなさい、と厳命するんですと伝えたら、「それは奥さんが正しい!」と言われてしまいました

 

コロナ禍になってから高血圧治療が主目的なので、安定して推移していることから通院は2カ月ごととして、処方薬は56日分としているのです。

毎月化学療法で入院するようになってからは、この56日処方システムが便利になってきましたよ。手帳のカレンダーに56日目に印をつけておくと入院日との兼ね合いが一目瞭然になりますからね。

 

かかりつけクリニックの会計を済ませると、かかりつけ薬局へ向かいました。かかりつけ薬剤師がいる曜日に行くようにしています。

入院中の容体を報告し、今回の処方箋で、いつもと違っている点をかいつまんで伝えました。処方箋を確認していると、降圧剤の服用時刻が、いつもなら夕食後になっているのに、今回は朝食後に変更されていることに気がついた薬剤師は、先生に電話で確認するのでちょっと待っててね、と。

 

結果的には、以前40㎎だった錠剤を血圧が安定してきたので20㎎へと変更した際に、40㎎の錠剤が残っていたので、それを薬剤師さんが半分に割って分包することになったんすね。そこで、在庫分が半分になったところで、20㎎の処方をする際に夕食後服用を朝食後へと間違ったということが判明しました。

 

もう一点、風邪薬の処方で「PL配合顆粒総合感冒薬」が出ていたんだけれど、かかりつけ薬剤師さんがあきぼうの前立腺治療薬「タムスロシン」との相性を確かめると、成分によって、薬剤効果を強める恐れがあるんじゃないかと、そこで再び先生に確認を取ることに。

結果的には、「PL配合顆粒総合感冒薬」をやめて「カロナール錠」へと変更することになりました。服用の仕方は「発熱」、「頭痛」の症状があった時に服用するという使用条件になりました。

 

かかりつけ医師とかかりつけ薬剤師、この組み合わせがあるから、処方の融通と、薬剤相互効果、相互干渉に注意を払ってくれている好例が示されましたよ。

 

後期高齢者の仲間入りをして、さまざまな病気と共に生きていかなければならなくなるわけで、薬との付き合い方も勉強していく必要を強く感じた出来事ではありました。

 

その点、体調の変化について幅広くみてくれる医師と、処方薬の組み合わせを注意深くみてくれている薬剤師と、あきぼうにとっては頼みの綱でありますよ。そこに、化学療法の主治医が加わって太い頼みの綱が撚り合わさっていくのであります。

10月1日は、大病院の消化器内科の外来診療があります。診療の前に採血と採尿検査があります。良い結果が出ますように。

 

ピザ食らう 家だからこそ ウフフフフ 

(秋望) 

副作用の出現頻度 薬剤の効き目 人間も動物なんだな

 

9月23日(祝・日)、化学療法第5サイクルを終了して退院してきました。今回は、いつもなら3剤で点滴治療をしてきたのですが主治医のご判断で、1剤の使用を停止して、2剤による抗がん剤治療を行いました。

3剤というのは「キイトルーダ」、「シスプラチン」、「5-FU(フルオロウラシル)」です。今回はこのうちの「シスプラチン」の使用を停止したのです。

 

中止したのにはいくつかの理由が考えられますが、どうやら今回の抗がん剤はあきぼうにとっては効きすぎる傾向がみられるとのこと。その中でも「シスプラチン」の腎臓機能へのダメージが危惧されるとのことで、一度点滴を中止して、次回の第6サイクルの入院時に造影剤CT撮影をして効果を測定してみよう、ということらしいです。

 

「シスプラチン」点滴投与時には、補液を少なくとも1リットル、多いときには一日当たり2リットル点滴されるので、異様にトイレ頻度が上がるんです。

これは、薬剤をできるだけ体内に貯留させずに尿として体外に排出させようとの目的があります。それによって腎臓への負担を軽減させようとするわけですね。

 

薬剤には効果(ベネフィット)と有害事象(リスク)の二面があるから、絶えず天秤にはかりながら投与していかなければならんでしょう。その匙加減が医師としての裁量となるわけっしょ

 

というわけで、入院翌日、抗がん剤治療開始となるのだけれど、最初に「キイトルーダ」100㎎投与、これは30分程度で完了。すぐさま「テキサート(吐き気止め)」50㎎5分で終了

ここで、これまでなら「シスプラチン」をつなぐんだけど、今回はなし。看護師さんのダブルチャックをしながら「5-FU(フルオロウラシル)」100ml+400ml、これは24時間持続点滴。滴下速度毎分43mlに設定されました。

 

最初だからゆっくりだけど、5日間連続投与だから少しずつ交換時刻が遅れてずれていくのでしまいには毎分50mlになったりもするんだな。もちろんこれは主治医の指示のもと看護師さんが設定するんだけれどね。

 

あ、この滴下速度っちゅうのは、点滴スタンドに取り付ける輸液ポンプで設定する仕組みなんでごわす。看護師さんの熟練度によってその扱いには差が出てくるんだな。テキパキとできる慣れた人もいれば、何度も同じところで迷って、先輩ナースにヘルプサインを出す人もいるっちゃ。

フルオロウラシルの点滴には、補液が今回はなかったんす。だから、排尿頻度が減ったかというとそうでなかったね。ほぼ2時間おきに尿意を覚えてトイレに行くとまともに排尿することになるっちゃ。これは夜中でもなんだよ。

 

でね、今回は副作用らしき副作用は出てきませんでした。おそらく「シスプラチン」が副作用の元凶だったのかも。でもね、3日目ともなると、おかずがおいしくなくて、一箸でやめてしまったり、半分しか食べられなかったりしましたね。

 

前回の緊急入院の折に、栄養士さんと話し合いをして、主食については、朝はお稲荷さん、昼は麺類、夜は三角おにぎりにしてもらったので、これらはきちんと食べることはできました。

 

退院の日に長野に行っていた長男が帰京するにあたり、「おやき」をお土産に買ってくると連絡があって、昨日の夕飯はそれを食べました。

長男とは5月の入院以来の面会でしたが今回は意外と元気なあきぼうの様子を見て、安心したみたいでした。

 

というわけで、昨日23日のお昼はカミさんがおはぎを買ってきてくれていたので、一日遅れではあるけれど、仏壇に燈明を灯しお線香をあげてお彼岸のお参りをして、おはぎをいただきました

それとね、病院にいるときに、「家に戻ったら何食べたい?」とカミさんが聞くので「洋ナシ」とこたえておいたら買っておいてくれたんだけどね、24日、今朝になって皮をむきました。でもね、ちょっとまだ固いの。なので、2、3日追熟してから2個目の皮をむくことにしています。

7日間ほとんど運動できていないので、今日からお散歩をして体力リカバーしていかなければね。これからも頑張るぞっと!

おはぎ喰う 5回目治療 終え退院 (秋望)