この記事ダウンのつづきです




この病院に脳神経外科ができて以来


放射線治療をしなかったのは

私が初めてだった、と聞き

とてもびっくりしました


しかも一年後に知らされるとはね




「あれ?

俺言わなかったっけ!?」


ポケットに手を突っ込んだりして

照れた横顔の苦笑い



「はい、聞いていませんでした


でも

なんかものすごく光栄かも、です」


のけぞってしまった私



だってそれは

やはり

あの大きな脳腫瘍を全摘出できた

先生の技術の高さがあったがゆえで



いやあ

天才ってすごいんだなあ

子供っぽい言葉で申し訳ないんですが

改めて胸が熱くなりました





あの、病棟での説明の日

(実は一年前の明日なのですが)


自信満々さを

一切隠そうとしなかったイケメン先生の

熱心な目つきが思い出されて


ああなんか

それが今と繋がっているんだなーと



投げやりなことを思った時もあったけど

やっぱり生きたいと、



このあとどんなことが

私の脳に起こったとしても


どんな治療を選ばなければ

ならなくなったとしても


逃げないで頑張りたい

初めてそんな感情が

強く湧いて来たのでした





なぜそんな話が出て来たのか、

実は大きな理由があるのでしたポーン




つづく



チーン悪性脳腫瘍で緊急搬送!

最初の記事はこちらダウン