この記事ダウンのつづきです



さてさて

昼食の時間になったようです。

食事が届けられました。


この時は看護師さんが

持ってきて下さったので

その服装から

「ここは病院なんだ」とわかりました。



食事の前にもまた例の四つの質問です。

名前、誕生日、ここはどこ、100ひく7


「名前、なんとなく思い出せそうだぞ」

と考えていると


看護師さんが

「◯◯あきさんよね?

と教えてくれました。


それを聞いて私は

「ああ、それでいいのか」と思いました。



誕生日も病院名も同じように

すぐに答えをくれました。


急いで食事を配らなければならず

看護師さんはとても忙しかったのだろうと

今ではよくわかります。



病院名を聞いた時は

「え?あの大きな大学病院?

でもあそこがこんなに綺麗なわけないし、

同じ名前の別な病院なのかな?」


などと考えました。

とにかくおしゃれで清潔さ溢れる

美しい空間だったのです。


「どうぞ召し上がって下さいね」

看護師さんは食事を置いて

出ていかれました。



「えぇ?これを食べるの?」


なんだか部屋の雰囲気と相反した

やたら庶民的なお皿具合です。



では、おかゆを一口

げっまずい

やけに舌触りがねちょねちょです。



次にブロッコリーを一口

ひゃーー

まずい!

素材そのまま過ぎの味。しかも固い!!




念のため鮭を一口

おそろしく

まずい!!!

吐き出しそうなほど砂漠な乾燥感あせる



とてもダメ、

ここの食事は一切無理だ。


一食目はこれにて終了です。ちーーん


(ズケズケ言ってしまいごめんなさい。

手術明けできっと舌がおかしかったんです。

多分、ええ多分)



「なにも食べてないじゃないですか」

「もう少し頑張りませんか」


下げにきた看護師さんに

何度もそう言われましたが


もう無理なんです

許して下さいっ


涙すらこぼれていたかもしれません汗



(でも大丈夫!私はやがて

完食おばさんへと大変身します)



つづく



チーン悪性脳腫瘍で緊急搬送!あせる

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