『もったいない』の呪縛を解くとあなたの人生は飛躍する

もったいない、の本当の意味

先日
とあるカフェでオーダーを決めていたときのこと

個人セッションで来てくれたその彼女に
『アフタヌーンティーセットオススメですよー』

とメニューの案内をしたら

『凄く美味しそうだけど
全部食べれないともったいないのでやめておきます』

と言ったので

『うーん、でも、もし食べたかったら残してもいいんじゃない？
全部食べきれなくても』

私はそう答えた

彼女は

『そっか！じゃあこのアフタヌーンティーセットお願いします』

と言ってオーダーし

彼女はさっそく自分の夢を叶えた

結果
案外食べれるものでほとんど完食した
（良かった笑）

私はこれ！

私たち、日本人にこびりついている美徳

『もったいない』

素晴らしいことだと思う

けれど

それに縛られていると
本当にやりたいことができなくなる

もったいないから
嫌いなものでも、お腹いっぱいでも残さず全部食べる

これって苦しいよね

学校給食の弊害かもしれないね

お百姓さんが一生懸命作ったお米を残すなんて
目が潰れます！

って昭和のひとはそう言われて育ったものだ

私は食が細かったので
給食が食べきれなかった

お昼休みになっても
その硬い肉は喉を通らず
私はみんなが外で遊んでいる間も
教室にひとりぽつんと残された

やがて休み時間が終わり
みんながドヤドヤと帰ってくる

そのときの猛烈な恥ずかしさと惨めな感情

やがて
私の前には給食が置かれたまま
午後の授業が始まる

放課後
ようやく私は何時間もかけて
吐きそうになりながら給食を食べ終わった

平等という正義の名のもとに
身体のおっきな男子も私のように食の細い女子にもまったく同じ量を配る配膳係

これを不平等というのだとのちのち気づく

何がなんでも全部食べなくてはならない

もったいないから

これがどれだけ私を苦しめたことか

牛乳アレルギーのある子もいたが
そんなことおかまいなしに
もったいないから食べなくてはならなかった

残したらわがままだった

その子は給食の最後の最後に覚悟を決め牛乳を飲み干してはトイレで吐いていた

今考えたらアレルギーだったんだと思う
牛乳飲むと肌がいきなり真っ赤になってたから

（よく死ななかったな。良かった）

海外行くと
びっくりするほどの量の料理が出てくる

最初のころは食事の量で辟易した

肉でも野菜でもとにかくデカい！

こんな大量のステーキを
残したらもったいないからと食べきってしまったらたいていキャパを超えた胃腸は壊れる

そうは言っても
なかなか日本人は残すことができないから
最初は無理してでも完食をする

食べきると『わあ、すごい！』って褒めてもらったりするから次もまた頑張る

そのうち
消化しきれない満腹が続いた胃腸は悲鳴をあげる

残したらもったいない

久々に個人セッションに来てくれた
彼女を通してそんな記憶が蘇ってきた

『もったいない』からの呪縛を解こう

食べることだけではない

せっかく遠くまできたのだから
たくさん観光しなければならない

せっかく有名なひとに誘われたのだから
参加しなくてはならない

せっかく買った服だから
着なくてはならない

せっかくお金をかけたセミナーなので
元を取らなくてはならない

全部

『もったいない』からの発想

これでは
広がっていかない

本当にやりたいことは

遠くに行った国で
ただゆっくりしたいのかもしれない

どんなに有名な人に誘われてもなんだか気乗りしなかったらいかなくてもいい

その時は素敵！と思って買った服も
なんだか違うと思えば着なくていい

高いセミナーに申し込んで
タメにならなくてもいい

もったいない、という美徳の言葉を借りた
エゴと恐れを手放そう

もったいない、と

せっかくなのに、はセットでやってくる

もったいない

と本当に思うのならば

せっかく

生まれてきたならば

自分がやりたいことをやって
やりたくないことをやらない

そして今ここを
楽しく遊ぶように生きていくこと

をしなくてはそれこそもったいないではないか

たかだか長くて
百年の命

この瞬間を楽しまなかったら
もったいない！！

今年もすでに
半年近くたったのよ

なんかね
信じられないくらい早いよね

私は、あなたは
あと何年生きるのか

食べたいもの食べようよ
残してもいいから

あの時食べておけばよかった！
と後悔しないように

残すと誰かに糾弾されそうで怖い？

行きたいところに行こうよ

スッとトイレにいくように

さあ

今日は何をしようか？

今日は何をしないでおこうか？

やりたいことがわからない、なんて
きっとないのよ！

昨日は、とあるCEOと食事