第57回七彩会展(個性派水墨画)も、多くの来観者が独特の白黒の世界を

  楽しんでいただき、また、新しい出逢いが生まれ無事終了しました。

  七彩会教室で水墨画を描いて、3ヶ月振りに墨を磨りました。

  いつものように二時間かけて、ゆっくりと磨ります。

  その間に,構図・濃淡・この作品に込める自分の想いを巡らせながら~

 

 如意輪観音

  談山神社(奈良県桜井市)

   如意輪観音坐像はあちこちにあるが、表情に心を動かされて描いてみたい

   と思いました。

   宝珠と法輪で願いを叶える観音

   如意宝珠と法輪が持物の観音菩薩である。

    如意宝珠は、「思うがままに無限に願いをかなえるもの」

    法輪は、  「煩悩を砕くもの」

   財も知恵も思いのままに叶えられるという密教の秘法の本尊。

   6本の腕には六道(死後に生まれ変わる6つの世界)の苦悩から

   人々を救うという意味も込められている。

     頬に手を当てて、人々を救う方法を考えている。

  

          

 

 

 

 

         一月末には、案内状作成、メディアへ掲載依頼。三月には作品題名決定、目録作成。四月は裏打ち作業、搬入作業、と  

   七彩会展までは二か月余りあったが、あっという間に過ぎ第57回七彩会展は開幕した。

   これまで、 会展期間中を日々案内・報告をしていましたが、今年も昨年暮れに、手術をして身障者になり、今年も

   記録になりました。

   我が家のベランダでは、花々が咲き乱れる中での、第57回七彩会展(個性派水墨画)開幕

   

 

                                                        

                                                    

    七彩会展しかない、会場入り口にあるチャリティー色紙は、

      今年も七福神のひとりである<恵比寿さん>を描かせていただきました。

                                    個票も頑張って書きました。

 

                                   

 

 

 

     

      作品には、大切な裏打ち作業の様子です。

 

      『今回の出展作品』

  

 

 「 口称念仏 」   50号

         空也上人像(平安時代の僧)

         京都旅行の折に、六波羅蜜寺で出逢い、感動した。

         言葉で声に出して唱える、口称念仏を広めた僧。南無阿弥陀仏、念仏を唱えるその一音一音が

         阿弥陀仏になったという伝説。

         布教だけでなく、橋を架けたり、井戸を掘ったり、市聖と呼ばれ民衆から慕われた僧。

         彫刻であるが、顔は穏やかで慈愛に満ちて迫力ある姿。なんとしても表現し描きたかった。

          運慶の四男、康勝の作品  重要文化財  117、6cm  

 

 「 春待つ大地 」     60号

 

         北海道旅行を思い出しながら、雪解けを待つ情緒を描きました。構図に苦戦しました。

         今まで、あまり使わない古梅園の蒼苔を使いました。

         自分らしくない墨使いであったが、描き終わると爽やかな、ホッとする気分になりました。

 

                    「 胡弓の調べ 」      60号

        

         富山市八尾地区で行われる、おわら風の盆。越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって踊る。

         女踊り(優雅)男踊り(勇壮)哀調のある音色を奏でる胡弓の調べ。

         無言の踊り。暗闇の中での男女の情…。流れ男女を感じてもらえたら…と。     

  

             

 

                  「 あつき祈願 」     全紙

           

          長野県飯田市の隣、阿智村清内路の手造り花火。300年余り続く伝統花火。住民が火薬から

          製造する全国でも唯一の花火。長野県の無形民俗文化財

          クライマックス花火「大三国」 音と光の共演

          盛大な大三国の火の粉を浴びながら、威勢よく「オイサ、オイサ」の掛け声と足踏みできおう。

          熱き、厚きを掛け、あつき祈願にしました。

 

     5月1日

      初日は、残念ながら雨降りでした。 

      しかし、112名の来観者が白黒の世界と出逢いを楽しんでいただきました。

             地域TV・広域高速ネット二九六の取材がありました。

 

  

  

                  アドバイザー綿貫先生

 

   

             みちくさfriend(4)の仲間

 

         会場の様子、七彩会展の楽しさがTV296でニュ-スで放映されました。

 

                     

 

 

             アドバイザー綿貫先生  三作品の前で

 

                青空と緑と未来     二風谷      命・源

 

 

        「 扉絵 」       塚越勝美      破壊は一瞬!

 

                 

 

            

 

               

 

          

 

      

 

 

   

 

 

            

 

 

 

         ゴ-ルデンウィ-クの真っただ中、第57回七彩会展(個性派水墨画)にお越し頂き、

         有難うございました。今後とも温かいご支援ご指導をよろしくお願いいたします。

                 来観者    633名

                 色紙チャリティー     32,467円

                  佐倉市社会福祉協議会に届けさせていただきました。

 

                           *作品全部を、ビデオ流し撮りしてXで流しました。あきちゃ水墨画で観られます。お寄りください。

 

今年の個性派水墨画 第57回七彩会展 

   5月1日(水)~5月5日(日)

   佐倉市立美術館 市民ギャラリー  

                   開催決定いたしました。

 

咲き続けているカランコエです。

今冬、元気付けられている花です。

 

昨年の年末は、忘れられない年となりました。

定期検診において、脈拍数が少ないと診断され専門病院を紹介され

検査を受け、このままでは突然死の可能性が高いと診断された。

実は12年前に突発性心房細動であると、生まれつきの心臓が奇形心臓で

機能的には問題ないと診断されていた。しかし80才を超えて心配になり

手術を受けることにしました。病名は・完全房室ブロック・

8日間の入院でペースメーカーの植込み手術

退院日に義姉の死の報があり、帰省。正月には認知症状の姉ではあるが

青春時代の全てを知っていて大変お世話になっていたので、反応を期待

していたのに。こんなわけで師走から生死の想いが続く中で、

描き始めた水墨画

今まであまり使わない青墨”蒼苔”で描きました。

自分も認知機能の低下が始まり、いろいろと思うところが出てきて

無理のない優しい色合い、ほっとする情景、力が入っていない表現

今でないと描けない作品になりました。

手前の木は、北海道の友からの写真にはなかったが、構図上入れました。

木は、膠液を使って今までにない描き方で描きました。