【とっとりジビエ(16)】食品開発研究所の研究報告 | 野菜ソムリエAKIKOの旬果菜彩日記

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アスリートフードマイスターの長島明子です。

 

「とっとりジビエ」の美味しさの理由、ジビエの栄養、ガイナーレ鳥取の選手との取り組み等、「とっとりジビエ」の魅力をお伝えしています。

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とっとりジビエを使ったレシピを紹介する前に、「鳥取県産業技術センター 食品開発研究所」について書いておきます。

 

ガイナーレ鳥取の選手の方々と「とっとりジビエ」の魅力を発信し、アスリート向けのレシピを考案するにあたり、「地方独立行政法人 鳥取県産業技術センター 食品開発研究所」を訪ねました。

 

こちらの食品開発研究所では、鳥取県で捕獲されたジビエ肉の成分と品質を調査されています。

 

とっとりジビエの肉に含まれる、たんぱく質と脂質の含有量と組成、鉄の含有量に加えて、「アンセリン」「カルノシン」「L-カルニチン」についても調査分析されて、報告書にまとめられています。

アンセリン、カルノシンは疲労低減効果があると言われているイミダゾールジペプチド類、L-カルニチンは、脂質代謝に関わる物質です。

 

研究員の方のお話は、予定時間を超過してもまだ聴き足りないほど興味深い内容でした。

ただ、現時点では、試料(調査分析した数)が少なく、とっとりジビエの栄養成分の基準値とするには正確さに乏しいとのことでした。

今後のさらなる調査研究が待たれます。

 

なお、報告書は鳥取県産業技術センター研究報告(https://tiit.or.jp/info/3213/3217/)に掲載されています。

ご興味のある方はぜひご一読ください。

 

No.19

「鳥取県内で捕獲されたジビエ肉の成分とその品質(第1報)

ホンシュウジカ肉の成分とその品質」 https://tiit.or.jp/userfiles/Reports%20of%20the%20Tottori%20Institute%20of%20Industrial%20Techinology,19,1-7(2016).pdf

 

「鳥取県内で捕獲されたジビエ肉の成分とその品質(第2報)

シカ肉の加工特性および冬季捕獲イノシシ肉の品質調査」    

https://tiit.or.jp/userfiles/Reports%20of%20the%20Tottori%20Institute%20of%20Industrial%20Techinology,19,9-14(2016).pdf

 

No.20

「鳥取県内で捕獲されたジビエ肉の成分とその品質(第3報)

夏季捕獲イノシシ肉の品質調査」  https://tiit.or.jp/userfiles/Reports%20of%20the%20Tottori%20Institute%20of%20Industrial%20Techinology,20,15-20(2017).pdf

 

末筆になりましたが、食品開発研究所の研究員の方には、ジビエの成分や栄養に関する相談や質問に、多くの時間を割いていただきましたこと、大変感謝しています。

心よりお礼を申し上げます。

 

 

「とっとりジビエ」の美味しさの理由、アスリート向けのレシピ、栄養と調理のポイント、ガイナーレ鳥取(プロサッカーリーグJ3)選手との取り組みなどをお伝えしています。

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