【とっとりジビエ(6)】はじまりは「ジビエを食すことが、里山と農業を守る」(前編) | 野菜ソムリエAKIKOの旬果菜彩日記

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AKIKO<長島明子>が
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日々のあれこれをつづる日記です

 

アスリートフードマイスターの長島明子です。

 

「とっとりジビエ」について、すでにいくつか記事を書いていますが、私が「とっとりジビエ」を使ったレシピを考案し、ガイナーレ鳥取とジビエの魅力発信に取り組んだ日々を綴っていきます。

レシピも公開します。気長にお付き合いくださいませ。

 

 

2020年の秋、鳥取県食のみやこ推進課から「とっとりジビエ」のPRにアスリートフードマイスターの立場で関わってほしい、というお声かけをいただきました。

いくつかの理由からすぐにお返事はできませんでした。

悩んだ挙句、お引き受けすることにしたのは、「ジビエを食すことが、鳥取の里山と農業を守る」という言葉に突き動かされたからです。

 

私は、普段は主に野菜ソムリエとして活動しています。

これまでに、鳥取県内の農家さんから、シカやイノシシ、熊が収穫前の農作物を荒らす被害について数多く聴いてきました。

私が「農林産物ブランドアンバサダー」を務める鳥取県日南町でも、野生鳥獣による農作物の被害が増えており、中でもイノシシの捕獲頭数は、この10年で約10倍に増えています。

 

「ジビエ」の仕事依頼を受けて、日南町農林課鳥獣被害対策担当の方の案内で、シカとイノシシの解体処理施設を訪ね、ハンターさんにも会ってきました。

 

(左がハンターさん、右が農林課職員の方)

 

(訪問した日の日南町)

 

(左は中村日南町長、右が私)

 

日南町は面積の9割が農地や森林で、農林業で生計を立てている人も多い町です。

野生鳥獣による被害は、中山間地を中心に鳥取県内の他の地域でも拡大しています。

増えすぎた野生鳥獣を捕獲し、それを食すことは、地域住民の生活と農作物を守り、次世代に農業を繋げること。

このことに心を動かされて「とっとりジビエ」に携わることになりました。

 

次回に続く。(→★

 

アスリートフードマイスター2級

野菜ソムリエ上級プロ 長島明子

 

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