モチベーションはなぜ下がってしまうのか。ボート部でコーチをやっていると、常にこの問題が頭を悩ましてくれます。せっかくなので、ボート部での例を典型として考えて見ます。

・自由な時間が少ない
ボートは練習できる場所が非常に限られています。そのため、生活圏と練習場所が離れている場合が多々あり、移動に結構な時間がとられてしまいます。また、大学生では1日2回、1回2時間以上のトレーニングを行うので1日の4分の1程度を拘束されることになります。合宿生活であることも考えれば、1日のうち半分以上をボートという競技に束縛されることになります。ボートに対するモチベーションが相当に高くない限り、この生活パターンはモチベーションを下げる要因になりえます。

・劣悪なトレーニング環境
冬の寒さ。これもまたモチベーションを下げます。凍える寒さの中、まだ太陽が昇る前から始める練習は、肉体的にだけでなく精神的にも大きなダメージを与えます。1日、2日ならまだしも、3ヶ月もそのようなトレーニング環境が続けばモチベーションが下がるのは仕方がない気もします。

・達成感を得られない
目標としていた記録を出すことができない場合もモチベーションが下がるでしょう。もちろん、1回達成できなかったとしても、むしろ反骨精神が生まれモチベーションが上がる場合もあります。しかし、3回、4回と連続で達成できなければモチベーションが下がってしまうでしょう。

とりあえず思いつくのはこんなところですが・・・。もっとありそうです。

昨日のウエイトトレーニングの筋肉痛に悩まされています。ウエイトで追い込んだ翌日はトレーニングは休みの方が精神的にもよさそうですね。筋肉が張って痛みがある状態でトレーニングしてもなかなかモチベーション高い状態でトレーニングできないですから。

月:休み
火:70分 HR70%
水:12分 x 3セット レスト3分 HR90%
木:70分 HR70%
金:20分 x 2セット レスト5分 HR85%
土:12分 x 3セット レスト3分 HR90%
日:15km HR75% + ウエイトトレーニング

先週85%の心拍数で12分の耐乳酸トレーニングを行ったところ思ったよりも余裕があったので今週は90%で行います。こうやってトレーニングの強度を微調整するのもトレーニングメニューを行う時に重要なポイントです。

今週は20分 x 2セットのメニューを加えます。12分よりも有酸素的能力が必要となるトレーニング。6000mにより近い強度でのトレーニングです。
モチベーションが高い状態ってそもそもどんな状態なんでしょうか。

ある人が、自発的に何かをしたい、と思ったとき、その人はモチベーションが高い状態にあるのだと思います。「何かをしたい」、という思いが強ければ強いほど、モチベーションはきっと高くなるのだと思います。目的がなんであれ、です。

そう。目的です。目標と言い換えてもいいかもしれません。目的なり目標なりへ向かう意志の力が強い状態がモチベーションが高い状態なのでと思います。

この目標は、きっと単純な目的の方がいいのだと思います。例えば、「ボートで日本一になりたい」「マラソンで3時間を切りたい」「体重を5kg減らしたい」。方法論は問題ではなく、極めて単純な、しかしそれが実現した時、今よりももっと自分を好きになれるような、憧れの人に近づけるような、そんな目標の方が簡単に、かつ強くイメージができると思うのです。

モチベーションが高い状態の時には、肉体的に過酷なトレーニングも楽しくできるでしょう。なりたい自分に近づいていると感じながらのトレーニングです。きつくとも、辛いとはなかなか感じないはずです。上手くいかない事があったとしても、それをどうやって克服するかを考えることさえ楽しく感じるかもしれません。

集中力も高まるでしょう。楽しいことをやっているのですから、当然トレーニングにも集中できます。トレーニング中以外にも、普段の生活の中でもトレーニング等について考える時間が増えるでしょう。

恐らく、程度の差はあるかもしれませんが、何かを始めたときは誰もがモチベーションが高い状態であると思います。逆に言えば、モチベーションが高くなければ、何か新しいことを始めると言うのは難しいのだと思います。

では、なぜモチベーションが下がってしまうのでしょうか。