グレーゾーン |  女性建築家のくらし

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  港区麻布十番で、建築設計事務所を主宰している一級建築士です。9歳の息子と一級建築士の夫と3人家族です。

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「尚子さんって、白か黒か、はっきりしてるよね。」と言われて、
そう言えば!と思い出したことがあります。

10代から20代後半まで「白」か「黒」かで生きていました。

それはそれは頑固で、融通がきかない人でした。
「白」じゃなくて「黒」じゃない「グレー」がとても曖昧に感じ、
納得できないこともたくさんありました。
今思うと幼くて、「グレー」を受けつけなかった。
許容できなかったのですね。
本当によくぶつかっては、血だらけに(笑)

それから30代後半まで「グレー」で生きてみようと頑張りました。

そうすると、色々なことが曖昧になってきて、
あまり決断をしないようになってしまいました。

40代を目前に、
やっぱり「ありのままの自分」で生きようと思って、今に至ります。

今は「白」か「黒」かではなく、
「白」と「黒」の間にある「グレー」も許容した上での「白と黒」です。

10代から20代の「白」と「黒」だけの世界観とは全く違います。

さらに、
「白」から「黒」の間にある「グレー」の「グラデーション」の中に、
はっきりと自分のポイントを見いだせるようになりました。

だから「スパッ」としていると思われるんですね(笑)