趣味から学ぶビジネスの普遍性 | 保険日記

保険日記

生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

729日~81日の4日間、日展へ向けた書道作品制作のための合宿に行ってきました。

所属する創玄書道会の合宿で毎年熱海で行われます。

※私と書道の関わりについてはコチラ↓

http://ameblo.jp/aki-rom/theme-10018666120.html


合宿には北海道から沖縄まで全国から参加されますが、書道の世界では著名な先生も多くいらっしゃいます。

また中学校、高校の書道の先生もいらっしゃいますので数名の先生と情報交換をさせていただきました。


すると興味深いお話しを聞くことができました。


「今年4月入学の生徒の書道部への入部数が圧倒的に増えた」そうです。


理由は、書道を題材にしたNHKドラマ「とめはねっ!」や映画化された「書道ガールズ」の影響だそうです。

今まで書道の世界は日本全体の人口動態の変化と同様に、「高齢化」が進んでおり、また同時に若い世代の書道人口が減っていたため、

全体の書道人口は減少していました。

ところが長年にわたる「若い世代の書道人口の増加」という課題をテレビや映画で克服する可能性が出てきたのです。


これは、誰も予想できなかったことだと思います。


本当に分からないものだと私自身も改めて感じています。


ただ1つ言えることは、私は書道を続けていてよかったと思っています。

書道などの伝統的文化は本来、流行とは関係なく続いていくもので、それはこれからも変わらないことだと思います。

長く続けているなかで、たまたま「流行った」時期に遭遇しただけで、私自身は書道に対する取り組み方を変えたわけではありません。


これはもしかしたらビジネスにも通用する考え方かもしれません。


私はビジネスとしては保険代理店を経営しています。


最近では、来店型ショップやネット販売など保険流通の仕組みも変化が生じており、その流れに沿って従来の保険代理店も吸収合併やフランチャイズシステムへ参画するところも現れてきています。


そんななかで、当社は一貫して「面談による個別対応型オーダーメイド販売」を続けていてこれからも変える気持ちはありません。

また小さいながらも単独での独立経営という方針も変えることはないと思います。


これは、上記のような保険流通の仕組みの変化が必ずしもお客様のニーズの変化に合致しているとは思えないからで、私自身は「面談による個別対応型オーダーメイド販売」が生命保険販売の本質であり普遍性のある方法だと考えているからです。


このような考え方が正しいかどうかはお客様(マーケット)が公正に評価してくれることであり、その評価基準は企業である以上は、数年後の当社の業績、もっと突っ込んでいえば売上高に反映されるのだと思っています。


これからも流行に流されず、生命保険のあるべき姿を考えながら、自分のできる仕事を11歩進めていきたいと思います。


書道という趣味を通じて、ビジネスのあり方も改めて考えさせられた4日間となりました。