戦うことを止めようと思いました | とあるオタクの派遣社員

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これはとある派遣社員のブログである。
レトロゲームを愛し、アニメを愛し、コスプレを愛し、数社を転々とした処世術と叩き上げのオフィススキルだけが私の武器だ。

退職強要の件ですが、

先日会社から一方的に「6/15付けで解雇となりました。」という連絡が来ました。

 

(あらすじはこちら)

解雇理由を求めたところ、会社から解雇通知書が届きまして、ざっくり書くと、

1:精神または身体故障により業務に耐えられない

2:勤務成績不良で従事する職務に適さない

 

違法性があるかないかにつきましてですが、労働相談の職員さんの見解ですと、

1:業務に耐えられないという判断は医者がするものなので、仮に半年以上休んでいるなどであればこのように書かれても仕方ないが、この短期間でこれは理由にならない。

 

2:過去に何度も注意されたり、(個別呼び出しレベル)何度も始末書を書いたことがあるレベルならばともかく、

1年以上勤めていきなりのこれは「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない」に該当するので不当解雇。

 

ただ、1に関しては就業規則の「休職」欄に仮に「1か月以上は解雇」という記載があれば成立する可能性もある。ただ、多くの会社はこう書かれていても本人との話し合いなどで決定することが多い、とのこと。

 

簡単にまとめますとこの解雇通知は違法性だらけで、ツッコミどころ満載。

会社からのメールではしきりに「労務士さんと相談しまして」というアピールがあるので、なんで法を専門とする方がこんな違法性の高いものを作成するんでしょうね?と職員さんに聞いたところ、

「労務士さんだって、商売だから、会社からお金もらえばそれに従って書くことが多いんだよ。

それに、こういっちゃなんだけど、会社のために尽くすしょうもない社労士さん、弁護士さんたくさん知ってるよ。」

とのこと。なるほど。

 

この職員さん、本当に親身になってくれる方で、毎回電話のたびに人生相談になってくれます。

 

私も会社に対して許せない!という気持ちで何か報復してやりたい!という気持ちで証拠集めや周りを固めていたのですが、この相談員さんはどうやらそれに反対のようです。

 

『今回のあなたの状態はどう見ても会社が悪い。労働裁判等にもっていけば勝てる案件、

私も今まで(労基署の行っている)あっせんやら裁判やらいっぱいやってきたけどね、

仮に会社を負かして慰謝料とかもらってもね、この事件はずっとあなたの心に残るんですよ。

何よりも戦うにはすごく精神力もお金も時間もいる。

その間あなたはずっとこの嫌な会社のことを考えなければいけない。

そしてあなたはまた深く傷つく。

 

誰が見たってこりゃ会社が悪いよ?

こんな嫌がらせする会社は所詮それまで。あなたがそんなバカどもを相手に戦ったて損するだけ。

そういう会社にはそういう程度やレベルの低い人間が集まってくるもの。

 

どうしてもこの会社に戻りたいとかそういうのなら別だけれど、

そんなことよりもあなたには未来があるから、今は辛いけれど、傷病手当をもらいながらゆっくり休んで

次のことを考えましょ。』

 

言われてみれば確かにそう。

今回の件が無くても会社が劇的に変わらない限り私はいずれ辞めていただろうと思うし、

愛着なんて微塵もない。

入社して1か月半目はこの会社良いなと思った時期はあったけど、そのあとはただひたすら「耐えろ」しか念頭になかったし、むしろ憎んでいたに等しいかもしれない。

なぜ辞めなかったか、やはり年齢と次が無いから。

でも、1歩離れてみると、そんな毎日毎日嫌がらせに耐えるだけの仕事ってどうなんだろうとも思えてきた。

 

結局送り届けてもらった就業規則も怖くて開封できてない。

会社のことを考えるのも嫌だから。

 

とりあえず安心したのは、解雇理由に2のようなことを書かれても次の仕事には影響が無いらしい。

解雇理由が重要なのは失業保険の申請時だけのよう。

 

職員さんのアドバイス通り、今は自分の精神状態を戻すことに念頭を置こうかと。

確かに毎日怒り狂うか涙しか出ない、そして何もやる気が起きないというのは良くないということにも気が付いた。

 

そんな時、テレビで塗り絵がうつ病、精神安定、自律神経失調症に良いということを聞いて、

出費は痛いですが少しでもこの苦しさから解放されるならと購入してみました。

数ある塗り絵の中でなぜこれにしたかというと、私は絵心は皆無なので、使い方から教えてもらえるDVDがついていることが決め手。

動画を見ながら塗るのはなかなか難しいのですが、とりあえず何かを始めるという1歩の手掛かりになればいいなあと。

今日もこれからチャレンジします。(色えんぴつしか持ってませんが・・・)

 

今回の件でうっすら感じたのは、どんなに会社が憎くても、一番大事にしなければいけないのは自分の心なのかな、と。

私は本当に何も価値がなく、自分自身を大事にしたことなんて今まで無かったかもしれません。

この職員さんのおかげで今まで見えなかったものが見えてきた気がします。

 

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