男性版更年期?そんな時があってもいい | Wander the World

男性版更年期?そんな時があってもいい

 

ミゲルの誕生日パーティー

 

500年以上前に、サポテコ族が始めた
Tlacolula(トラコルーラ)村での青空市で買い物を済ませると、

 

ミゲルの友人宅へ向かった。

 

 

彼の仕事である、ミュージアム・オープンのプロジェク仲間であり、考古学者数人が共同で生活する大きな一軒家だった。

 

町のメインストリートの食堂を切り盛りする、Vikiさんご夫妻が、この日のメインクック。
皆の行き着けの店で、味は保証付き!

 

※右の女性がVikiさん

 

 

肉をBBQし、サルサが並んであり、
我々の調達したケソ(チーズ)、トルティーヤの到着を、みんな首を長~くして待っていた模様。

(メキシカンに、メキシカンタイムでごめん・笑!)


 

 

トルティーヤに、ケソ、肉、トマト、チチャロン、サルサなどを好みで挟んでガブリ!
の立食パーティー。

 

 

考古学者は皆、メキシコシティや、グアナファトなど、都市から村へ、プロジェクトのために派遣されて来ており、英語ができる人も多いのもありがたい!
 

 

メンバーの一人は、親戚がケーキやを経営している。

ちょうどいい!
途中でこっそり、ケーキを買いに出た。

その前の月の自分の誕生日で、ホールケーキが食べられなかったのが悲しかったので、
是非、買って差し上げたかったのだ。
ミゲルも、とても欲しがっているのを感じたし。。

 

 

買って正解だったなぁ!

 

ミゲルは照れながらも、嬉しそうだった。

 

 

Vikiさんの旦那さん。

消しきれなかった蝋燭の、消し係。

 

 

ガソリンタンクのような容器に入ったメスカルが開くと、



メキシカン音楽、談笑・・で盛り上がってくる。

 

場もまったりながら、メスカルは続く・・。

 


暗くなり、パーティはお開きに。

 

 

 

キャンドルライトと胸の内

 

帰宅道中、ミゲルがミトラのダウンタウンの見渡せる、小高い場所にある教会跡地に連れて行ってくれた。

 

 

 

石の階段を上りきると、建物の柵の向こうに収められたマリア像が。
 

※明るいときの写真

 

 

 

教会としては機能していなくとも、
たくさんの参拝者がマリア像にお祈りしに訪れ、キャンドルが灯されていた。
 

 

 

町を見渡しながらの、夜風が気持ちいい。
 

「Cosmic Visionで世界を観る」
 

と何気なく言った、彼の言葉がとても好きだった。

大きな視野で、この町を、自分のプロジェクトを、世界を、見つめている人だった。

 

 

 

ここでも、温かい言葉をくれた。

 

 

昨日も言ったけど
君からのカウチ・リクエストは、僕へのバースデイ・プレゼントだった。

君はこのパーティーでの重要人物だったんだよ。

I appreciate your presence today.

今日いてくれたことに感謝するよ。」

 

誕生日を祝ってくれる人の存在、有難さというのは、
"自分の誕生日 in メキシコシティ"
の経験↓から、いや、長旅してると、痛いほどよく分かる。

 

 

 


だからこそ、自分のしてほしいことをしよう、と思った。
 

私の存在と、ケーキ提案で、少しでも彼を軽くしたなら、本当に嬉しい。
 

 

 

また、もしかしたら、ミゲルは仕事に追われる日々で、
そして新しい場所での、一人での生活で、

孤独を感じていたのかもしれない。
 

 

ちょうどその週、彼はずっと"I feel Wired"と感じていたという。
奇妙な感じが続いていた」と。


皆に心配され、『男性の更年期症状だよ』と周りは言った。

 

 

でも・・

その孤独は、意外と長かったのかもしれない。

 

さらに胸の内を話してくれた。
 

「自分の母が亡くなった時、
姉にはハグしてくれる旦那がいて、
妹にも支えてくれるパートナーがいて、
兄にも家族がいて、
でも自分は独りだった。」
 

 

孤独を語ってくれた夜もあった。
 

 

「でも、君が来た事で、Fresh Airを運んでくれた。
僕の心に、Candle lightが灯されたようだよ。」

 

 

「Mi casa es tu casa.
いつまでも、いてくれていい。
 

ノマドになりたければなればいいし、
止まる必要があると感じたら、止まればいい。」

 

 

こういう人との出会いが、
私に長く、色んな世界を見せてくれているのだと思う。
 

 

そして本当に、

どんな時があってもいいし、

どんな感情があってもいいし、

IT’S ALL OK!

なのだと思う。

 

何でも感じられるほど、

私たちLIFE(生命の源)は、

パワフルで、自由だ。

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございました!