もし狂気じみた音楽を現代のロックバンドに求めているのならこいつらに敵う相手など探しても無駄な話。

イギリス南東部の町エセックス出身ゴス・ガレージパンクバンド。
その名もホラーズ。

なるほど、バンド名がゴスを象徴しているように、また身なりやジャケットも然り。
そしてソファーに並んで座るこのジャケット写真はおそらくジョニーサンダースからのインスパイアだろう。


この時点で、そこらに溢れている凡庸バンドとは一味違うんだぜというような気迫が伝わってくる!
さて、中身のほうであるが

恐ろしい…
計り知れない底力を感じる。
まず一曲目jack the ripper。どっしりと重くのし掛かるドラムとベースから始まり、怪しきノイズがグランジギターの始まりを合図するかのようにこぼれだす。
もうこの時点で俺の心はどす黒く塗りつぶされた。

次第に気だるいリズムはjack the ripperの叫び(というか雄叫びだな)と共にBPM数値を急速に上げる。
こいつらは確信犯だ!!

とくに難しいことをしてるわけではないが誰にもこんなレコードは作れない。これぞ天才に与えられたセンスというものか。
リリース年を見てみると2007年。アクモンの二枚目と同じ年か。
彼らの二枚目が真夜中にチャンスを見計らって後ろから襲ってくる吸血鬼ならこいつらの一枚目は
奇怪現象の多発するホーンデッドマンションってところか。

冗談さ。


今、『自由を作る 自在に生きる』
という著者を読んでいるんですが

その中で考えていること(情報)を言葉にする時、言葉はあくまで情報を伝えるためのデジタル記号でしかないというふうに述べていました。
言葉として処理する間にフィルタがかかると。

つまり考えていることを全て言葉にするのは難しいと。


これについて俺は、
なんでも考えたことは間違いであれ何であれ口に出して言うことが大切のように感じました。
1人の世界の中でどれだけ成長しても、それを外に向けて上手に発信しなければ他人からは認めてもらえない。
言葉を上手くまとめて人に説得力もたして伝えりる人ってよく喋る人ですよね(一概にそうとは限りませんが)
やっぱり無口な人って、中身は大人な人は多くても、それを講演会などで人の気を惹くような演説ができるかどうかといわれれば、前者に比べれば雲泥の差だと思います。(これも一概にそうとは言えませんが)

つまり思考の情報をデジタル記号の言葉にして発信するには、いくらかフィルタが必ずかかっているということ。
そして、これから自分がすべかなのは、そのフィルタをできるかぎり0に持っていくことだろうと思います。

ただいまストロークスとレディオヘッドの新譜を買いに三ノ宮へ向かっております
東北地方太平洋沖地震の影響で入荷が遅れていたために
かなり待ちに待ったという感じで

少し贅沢すぎじゃね?
2000年代のロック界における
最初の変革者が同日に新譜を出すなんてそれはもうたまらんとー晴れ

ホワイトストライプスは解散してしまいましたがストロークスは新譜を出す。同時期にあらわれたバンドでもいつ終わるかはそれぞれなんだなぁと実感ハートブレイク
たった男女二人でよくやったとおもう。いや、もう間違いなくあの二人じゃないと駄目だったと思う。
あの二人だから世界一のロックンロールを鳴らせたのかもしれんなー

最後のicky thumpなんてギターのプレイにしてもリズムのダイナミズムもバグパイプやメロトロンのアレンジの凄まじさは計りしれないからねドンッ


なぜか話しが横道に逸れたけど
最後の5thを紹介します
Icky Thump/White Stripes

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これをなくしてロックは語れない!!