私はNHKの「街録」という番組をよく見ます。
今放送されたいりのは、道行く人に「貴方の人生におけるピンチを教えて下さい」というテーマです。
そこではいろんな人が、その人の人生のピンチについて話をされていて、とても興味深いです。
もし私がそのインタビューを受けたとしたら、どんな話をするだろうかと考えてみました。
様々ありますが、なかでも一番は会社勤務で人事総務部門に異動した時でした。
20代~30代はコンピューター部門に勤めていましたが、細かい仕事が私の性に合いませんでした。
それで「もっと人間に近い仕事がしたい」と人事考課に書きましたところ、
有ろうことか、しばらくして人事・総務部門への辞令が発令されました。
更に驚いたのは、就任して一週間後に本社の超大物が専務として、私の上司に赴任してきた事でした。
その方は厳しい方で、いままで何人もの部下が心の病になったと聞かされました。
更に「業績不振のわが社を閉鎖する為に来られる」という噂まで聞こえて来ました。
実際に仕事をしてみると、噂に違わず超ワガママで厳しい方で、
直属の部下である私には、連日厳しい言葉が飛んで来て、胃の痛くなる日々でした。
しかもその時期、会社は業績不振で、人員の削減や設備廃棄・資産の売却など難題が山積みで、連日身を削るような日々が続きました。
人生のピンチといえば、この時期が最大のピンチだったと思います。
それを乗り越えられたのは、その上司との本音のぶつかりあいの末でした。
修羅場の中でお互い鎧を脱いで接した結果、より深く分かりあえた事でした。
先週日曜日そのワガママ上司のお墓参りに行きましたが、相変わらずワガママなままでした!(笑)