実家に私の古い通知簿が保管されていました。
一番古いのは昭和31年(1956年)、私が小学3年生の時のものでした。
中を見ると小さな文字で、各教科ごとの評価がぎっしり書かれていました。
その内容を読んで驚いたのは、当時の担任が私の性格的な特徴を実に的確に指摘してる事です。
「真面目にコツコツとやれるが、男らしい活気と勇気がもっと欲しい!」と書かれていました。
私の性格のそういう部分は、今もまったく変わっていなくて、小学校低学年当時のままです。
教科の成績評価は、一人ひとり丁寧に文章表記されています。
当時は受け持つ子供の数も少なかっただろうし、先生の時間的な余裕もあったのだと思いますが、
書かれている内容も実に丁寧で、一人一人を大切に育てている様子が窺い知れました。
本来教育とはこうあるべきだと思います。
六十数年間の通知簿を見ながら、古き良き時代を思いました。
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