俳句のご婦人 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

昨日介護施設に父を訪ねると、父の隣の席にご婦人が座っておられました。

この日は父に頼まれていた本を届けたのですが、その方に「お父様が読まれるのですか?」と聞かれました。

「父は奈良のお寺や仏像に関する本が好きなので!」と答えながら見ると、その方の前にも単行本が開いて置いてありました。

「こんなに小さな文字の本をお読みになるんですか?」と私が聞くと、

「眼鏡をかけるから大丈夫なんですよ」とのこと。

しばらくして席に戻ってくると、その方が小さなノートに何かを考えながら書いておられました。

見た感じでは俳句のように見えました。

「俳句か何かされるんですか?」と声をかけると、「はい下手の横好きで本を見ながら勉強してます」とのこと。

かなりご高齢の方でしたが、とてもいい雰囲気の方でした。

私も80歳以降はこんな生き方をしたなと感じました。