今日は家内の故郷(兵庫県春日町)に墓参りに行ってきました。
ここは40数年前結婚の許しをもらいに、ドライブ地図を片手に迷いながら車で走った場所です。
当時緊張いっぱいで訪れた家でしたが、現在は住む人がなく空き家になっています。
家内は三姉妹ですが、お盆などに子供連れで里帰りすると、家は子供で溢れ賑やかな声が響き渡っていました。
家の周りには田圃が広がり、横の川や森は子供たちの格好の遊び場でした。
まさに典型的な日本の農村の風景が広がっていました。
しかし両親が亡くなった後、義兄が継ぎましたが農業だけで生計を立てることは難しく、
かといって兼業する仕事もなく、義兄夫婦が亡くなった後は住む者も居なくなりました。
以前は大手メーカーの工場もありましたが、いまは海外移転などで仕事場は激減しました。
それはまさに現代クローズアップされている日本の農村の疲弊の現実です。
「地方創生」は掛け声だけでなく、国土のあるべき姿に基づき、百年スパンの取り組みが必要な課題です。
優秀な日本の官僚の力をここでこそ発揮すべきだと強く思います。