話を聞いてくれる喜び | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

今週初め、介護施設から家に戻ると言い出した父でしたが、翌日訪ねると「ここに居る!」と言い出しました。

宅配弁当など手配を終えたばっかりなのに!とあきれ返りましたが、

寒いこの時期はその方が安全なので安堵しました。

父の突然の心変わりの原因は何だろう!とフロアースタッフに聞いてみると、

どうも前夜、夜勤のスタッフさんたちと戦争体験や街の昔の話など、随分盛り上がったようです。

父の手元には、「もっとこんなお話しを聞かせて下さいね!」というメモも残されていました。

なるほど!!それは父を喜ばしたに違いありません。

家に戻っても、父と私は必要なこと以外は殆ど会話をしませんから、

自分の話を喜んで聞いてくれる人がいるという事は、何より嬉しかったと思います。

「さすがはプロですね」とホールのチーフに言うと、

「い~え、普段昔の話を聞ける機会なんて滅多にないですからね、嬉しいんですよ」、とおっしゃる。

高齢者ならずとも、自分の話を丁寧に聞いてくれると嬉しいものですよね!

そんなことで、ここ2~3日はすっかり落ち着いて暮らしてくれています。