私の父は大正生まれの昔かたぎな人で、自分の気持ちを口にだして相手に伝えるという事が苦手です。
コマーシャルじゃないですが、「男は黙って・・・・」という価値観で育ってきた人です。
海の向こうの国では毎日奥さんに向かって、「愛してるよ」と言わない男は離婚されても仕方ないそうですが、
日本でそんなことをすれば、「男の風上にも置けない」と仲間から馬鹿にされかねません。
最近の日本は随分変わってきていますが、私たち(昭和22年代)の世代もそういう価値観の中で育ちました。
しかし今父の介護をしながら考えるのは、やはり「大切なことは言葉に出して言わないと相手に伝わらない」という事です。
「言わなくても分かるだろう」というのは、言う側の身勝手な言い分でしょうね。
たくさんの言葉でなくても、「ありがとう」、「世話になるね」の一言が、大いなる慰めと勇気を人に与えます。
「言葉」は本来的に、自分の気持ちを相手の人に伝えるために生まれたものだと思います。
もっと「言葉」で、自分の気持ちを素直に他人に伝えなければいけないと反省する次第です。