今日実家の整理をしていると、父親の軍隊時代の革の大きな鞄がありました。
中には従軍時の、帽子や鞄・手帖・ゲートル等が詰まっていました。

父は昭和12年に召集され昭和15年6月に満期除隊するまで、約3年半に渡り砲兵として中国大陸を転戦しました。
手帖を見ると「御国のため」という言葉が随所に出てきます。
当時二十歳過ぎの青年の国を想う気持ちが、ストレートに表現されています。
日中戦争のあと日本は無謀な戦争に突き進み、悲惨な原爆投下をもって終戦を迎えたわけですが、
兵士としての父のひた向きな心情を思う時、国の指導者の責任の重大さに改めて思いを致しました。