今日、「保育所の新設が地元自治会の反対で、中止に追い込まれた」というニュースがありました。
反対の原因は、幼児たちの声がうるさいという点と、交通量の増加という点でした。
いま孫たちが保育所にお世話になっていて、時々送り迎えに行くので、とても気になりました。
近隣の方々が反対される理由(騒音・交通量の増加)については、理解できます。
ただ問題は行政側ではないかと思います。
地元の反対があることは事前に予想できる事ですし、そのうえで保育所を許可するのであれば、
行政として将来の街づくりに必要な施設であると、根気よく説得する必要があると思います。
私の実家のある奈良旧市街(きたまち)は、住民は高齢化が進み、子供の数が圧倒的に少ない町です。
私の子供時分には800人程度はいた小学校が、いま生徒数は100人を切っています。
これでは街自体に活力が生まれませんし、先の展望も見えません。
活力ある街づくりのためには、将来の見据えて積極的に子供と子育てママをバックアップしていく、
行政の強い意志が不可欠だと思います。
これは単に保育所建設に限ったことではなく、日本の社会全体に言えることかも知れません。