熊本地震を経験した子供たちに、「試し行動」と呼ばれる乱暴な言葉遣いをする児が増えているそうです。
これは心に不安や恐怖を抱え込んだ子供が、大人がどこまで許容するか試す無意識の行動だそうです。
私が関わっている小学校の放課後学習会においても、よく似た行動をする子供が時折見られます。
支援メンバーに対して、「オッサン ウザイ アッチ行け!」というような言葉が出てくる時があります。
私自身も何度か経験しましたが、メンバーはこんな言葉を聞くと大きなショックを受け、辞めていく人もいます。
知らない大人に対して、(自分を守るために)わざと乱暴な言葉を出して、その反応を見ているように思います。
そんな児に接するのは大変勇気が要りますが、「根気よく」接していると、時間とともに態度が変わってきます。
個人差はありますが、「この人は安心出来る!」となると、次第に乱暴な言葉はなくなってきます。
大切なことは、無視しないで、その児に寄り添ってあげることだと思います。