「夏は来ぬ」 | おやじの絵日記

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今日団地内で懐かしい花を見かけました。

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この花を見ると、小学生の時に聞いた、「夏は来ぬ」という唱歌を想い出します。

  卯の花の 匂う垣根に
  時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
  忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

子供の頃は通学路の横にたくさん植えられていました。しかし私の勘違いで、

写真の花は「二色空木(ニシキウツギ)」という名前で、歌に出てくる「卯の花」とはちがいます。

歌詞の「卯の花」は、同じウツギ科でも白一色の花だそうです。

ついでですが、最後のフレーズの「忍音(しのびね」というのは、シーズン初めに聞かれる(練習中の)ホトトギスの鳴き声(初音)のことだそうです。

今回初めて知ったのですが、日本語にはなんとも風情のある言葉がありますね。

これもついでですが、昨日TVをみていると、英国の女性が日本語についてこんなことを言っていました。

「私は日本語の『木漏れ日』という言葉がすきです。」

「英語にはこれに該当するような言葉が見つかりません。」

外国の人からこう言われる繊細な日本の言葉・表現が、いまや外来語やメールの普及によりどんどん使わなくなっています。

自戒の念も込めてですが、日本語の美しい文化(言葉)を大切に継承していかなければと改めて思います。