池井戸潤「仇敵」 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

妹が「今度の本は前のように、夜中にうなされずスッキリ読めるし!」と貸してくれた、池井戸さんの小説です。

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と言うのは、先般同じ池井戸さんの「七つの会議」を読んで、現役当時を思い出し夜中にうなされたとブログに書いた為です。

私があまり小説を読まないのは、現実とは違う「作り話」だという気持ちが強いからです。

この小説は銀行を舞台としたビジネスの裏社会を非常にリアルに描かれています。

しかし最後は妹が言うように、「正義は勝つ」的なハッピーな結末をむかえます。

私自身も現役当時は人事総務部門に籍をおいていたので、この小説に出てくるような裏の世界を目の当たりにしてきました。

「よくぞ定年まで会社におれたな!」といま振り返っても思います。

私の経験からは、本のようなハッピーエンドは非常に稀で、単純な表現ですが「悪が勝つ」というケースがほとんどでした。

いま大企業で起きている数々の不祥事がそれを物語っています。

池井戸さんはそんな現実を十分に分かったうえで、現場で頑張っている人を応援するために書かれているのだと思います。

だからこそ池井戸さんの小説が多くの人に支持されるのでしょう。

この本を読み終わった夜は、案の定、昔の場面が次々に思い出されて深夜まで目が冴えて寝付けませんでした。(笑)

私に関してはこんな次第で、健康のため池井戸さんはこれで終わりにしたいと思います。